今、多くの方が20歳前後で就職し、60歳前後で退職(引退)します。実際、国民年金の保険料払い込み期間も同様です。もちろん、自営業者の方には定年はありませんし、サラリーマンにおいても定年年齢は伸びつつあります。
が、とりあえず万人共通の健康で働ける期間を上記とみなし、その40年を老後に備えて資産形成を図る期間と位置づけました。
さて、退職後の人生期間も人それぞれですが、だいたい60~70歳で退職し、90~100歳まで生きるとすると、平均30年の老後生活となります。
細かい内容は省きますが、老後のマネーサイクルは以下のようになります。
1 支出 年300万円×30年 + 予測不能な支出1000万円 = 1億円
2 収入 年200万円×30年 = 6000万円
3 不足 4000万円 + さらに予測不能な支出1000万円 = 5000万円
もちろん、全ての方が上記の金額が必要だというわけではありません。
と同時に、人生・社会・国家はいつ何が起きるかわからないことも事実であり、であるならば高い目標を掲げ、それに向かい努力することは、決して無駄なことではないと考えます。