2026/9/1

GPIFを信じよ

 GPIF、年金積立金管理運用独立行政法人について記す。
 一定年齢以上の全国民&在住外国人が拠出した(国民年金&厚生年金)保険料の一部を将来のために積み立てて、社会の変化に備えるために運用している、すなわちGPIF = 日本国民のための機関なのだ。
 そして、以下に記す300兆円という残高は、断トツで世界最大の額、すなわち世界最大の年金基金なのだ。(以下日経新聞8月27、28日記事を参照とした)
 
1 何故、積み立てるか? 
 
  もともと我が国の年金制度は、現役世代の支払う保険料 = リタイア世代の受け取る年金という仕組みであり、保険料の一部を積み立てるという発想はなかった。
 しかし少子高齢化が進む中、保険料 < 年金額、となる可能性が出てきたわけで、これを防ぐためには二つの方法がある。
 
 ①年金額を減らし、保険料とイーブンにする。しかしこれでは生活に困る高齢者が増え社会が混乱する。かつそれ以上に怖いのはその結果全世代において年金制度、ひいては社会保障制度、ひいては国家そのものに対する国民の信頼が揺らぐ、これこそが最大のリスクであり、ジイサンバアサンの生活なんかよりはるかに重大な事態なのだ。
 
 ②もう一つの方法は、年金額不足分を他のお金で賄うということであり、それこそが積立金とおいう考え方だ。
 
 2 資産ゼロ ~ 25年後 ~ 資産残高300兆円
 
 積立が始まった2001年以降の結果がこれだ。ちなみに他の国策金融機関と比べると、
 
  ①日本銀行の総資産     600兆円
 
  ②ゆうちょ銀行の総資産   200兆円
 
 数字で見ると両社の中間に当たる。ところで日銀はお札を好きなだけ刷れる。またゆうちょは100年以上の歴史があるわけで、そういうことからすると、わずか25年、かつ自力でこれだけの資産を築いたことのスゴサが理解できると思う。
 
2 ポートフォリオ
 
 一 GPIFのポートフォリオは、日本債券25%、海外債券 〃、日本株式 〃、海外株式 〃 だ。実にシンプルかつバランスの取れた、まさに世界最大のファンドにふさわしい美しいポートフォリオである。
 ところでこの構成、最初は全債券60%、全株式40%だった。その後安倍内閣においてパフォーマンスを高めるために現在の構成となった。
 これに嚙みついたのが野田佳彦前首相である。「国民の年金を株で運用するなんてとんでもない、皆さん株なんてバクチですよ」(2015年ころ、JR西船橋駅頭の街頭演説)。
 株式投資がバクチだなんてどの時代の話だよw、21世紀、平成の時代にこんな経済、金融のイロハも知らないピンボケのこと言ってたこのオッサン、バス停で呆れたことを思い出すわ。 
 
 二 指数に3勝7敗、だからどうした
 
 日経記事によると、GPIFの業績は、他の同様のPFと比べると、3勝7敗だそうだ。
 具体的にいうと、昨年1年のGPIFの資産増加額が4兆円、対して他PF平均が4.5兆円ということだ。で、だからどうした?
 
 三 モンキーファンド投資の危うさ
 
 資産額より重大なのは、この程度のマイナスでGPIFが右往左往してモンキー(アクティブ)ファンド投資を始めたという部分だ。
 GPIF首脳におかれては、一日でも一秒でも早く、このような愚かなことはやめていただきたい。
 
3 国民の財布
 
 前述したようにGPIF積立金は全ての国民の老後を支える、文字通り国民の財布である。
 
4 ヒューマンファンド
 
 前述したように、昨今なんの迷いかモンキーファンド投資などという精神錯乱状態に入りつつある執行部におかれては、一日も早く感染症錯乱状態から脱して目覚めることを期待する。
 
5 投資家はGPIFに学べ!
 
 投資家は、マスゴミ、コメント屋等のアホは完全に無視し、GPIFのポートフォリオに学ぶべし。
 何故なら、目の前に素晴らしい成功例があるのだから。
                                                        以上