2025/11/27

ニデックに見る個別株投資の怖さ

 東証プライム上場の機械メーカー「ニデック」が不適正会計で揺れている。
 ①監査法人からの監査意見不表明を受け、②東証の自主規制法人が同社株を「特別注意銘柄」とするよう進言し、東証がこれを実施した。
 
1 ニデック、第二の東芝か?
 
 一 個別株をめぐる報道では、オルツが目新しい。
  ①創業者米倉千貴ことカン・チョンキィが、②AI議事録作成(を自称し)、株を上場し多額の利益を得た。
 しかし、粉飾決算(そもそもAI議事録など、ほとんど売れていない)がバレ、③場廃止、④会社清算、⑤カン・チョンキィが逮捕された。
 ニセ日本人が、ニセ商品を売り込み、多数の日本国民(投資家)から金をだまし取った、まさに極悪犯罪の典型だ。
 
 二 今回のニデックのケースは東芝に似ている。
  ①2008年ごろ社長だった西田がパソコン事業の売り上げ・利益を過大に計上し、これを後継社長の佐々木、田中が引き継ぎ10年近く粉飾決算を続けてきた。
  ②これがバレ、東芝の株は一時管理銘柄に指定され倒産もありうるという状況になった。その後外資を中心とする増資 → 社長車谷と英国のファンドによる買収、非公開化の企てを経て →日本の企業連合ファンドによる買収、非公開化となった。
 
2 株価ストップ安
 
  当別注意銘柄指定を受け、株価は史上最高値7800円 → 現在2000円というところまで大幅下落した。
  現在同社の第三者委員会が調査を始めており、今後の行方が注目される。
 
3 個別株でなく集合株、アクティブファンドでなくインデックスファンドを買おう!
 
 オルツのような在日のクズ企業は問題外だが、東芝やニデックのような大企業であっても、経営者が暴走すると50年、100年の栄光もあっという間に崩れ落ちる。
 株式会社、株式投資の恐ろしさがここにある。
 
 投資の初心者は絶対に個別株に手をだしてはならない。
 個別株ではなく集合株、それもファンドマネージャーと称するサルより毛が3本多い程度の連中が、無い頭を絞って騙し文句で散りばめられたゴミファンド = アクティブファンドではなく、人類の進歩&資本主義の進歩そのものを買うインデックスファンドこそが、全ての投資家が買うべき金融商品であります。
 
 誰のためでもなく自分、家族、子孫、そして何よりもこの素晴らしい祖国日本のために、日本株インデックスファンドを買いましょう!