2020/2/9
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正しく読んで、正しく判断しよう! |
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昨年の金融庁公表の「老後の不足資金2千万円」問題以来、資産形成に関する関心が、今まで以上に高まってきたものと思います。 そして、関心を持った方々は各種情報(新聞・雑誌・本・TV・ネット等)を見たり、聞いたりすることが増えたものと思います。そのこと自体はとても結構なことですが、とても大切なことがあります。 それは、それらの情報をうのみすることなく、きちっと専門家の判断を仰ぐ、ということです。 例えば 某月某日の新聞記事、「スマホで簡単、お手軽投資」というものがありました。読んで字のごとし、スマホで、かつ少額から投資が始められるという趣旨であります。 方法や、特徴、各商品等について、詳しく書かれており、そのこと自体に特段異論はございません。 しかし 私のようなプロフェッショナルから言わせていただくならば、最も大事なことが書かれておりません。ズバリ、「コストが高い」ということであります。 確かに、スマホ一台を手に、100円、500円から投資が始められるなら、こんなに手軽で楽なことはありません。でもですね、その裏には「高コスト、すなわち高い手数料を、しかも毎年毎年取られる」という、重大な事実が隠されているのです。 少子高齢化が進む中で、多くの国民、特に若い方々におかれましては、将来に対するそこはかとなき不安があると想像します。 そのような方々が、上記のようなうたい文句につられ、コストという大事な要件を知らず(知らされず)、簡単に投資を始めるとするならば、その将来は限りなく不透明であるということを、老婆心(私自身は、老婆ではなくGGですが)ながら申し上げておきたいと存じます。 |
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