2020/2/29

「外貨建て生命保険」販売に、資格制度ができる。

 当ブログにおいて、「買ってはならない商品」として、「外貨建て生命保険」を挙げました。
 この文章を受けて(なんてことは、100%ございませんが)、生命保険協会では、この商品の販売について、資格試験を設け、その合格者しか販売できないようにするそうです。
 詳細は、生保協会等のホームページで確認していただくこととなりますが、このような制度を創る目的は、これまた当ブログで指摘したように、元本割れ等の苦情が多いということに、端を発したものと思われます。
 
                          ところで、
 
 このような制度を創り、合格者のみが販売できるようにすれば、前述したような問題点は解決するのでしょうか?
 
                      答えは、「ノー」であります。
 
 外貨保険の問題点は、
 
 1 「保険」という、将来のアクシデントに備えるための、きわめて保守的である金融商品を、元本割れのあるもので運用するという、保険会社の姿勢。
 2  そのような商品を、手数料目当てに顧客、なかんづく高齢者中心に売ろうという販売会社の姿勢。
 
 試験制度を創り、合格者が販売するようになったところで、上記の問題点が解決されない限り、これから先も外貨保険をめぐるトラブルは続くでしょう、100%間違いなく。
 
                        退職世代の皆様!
 
 退職金の運用を目当てに、皆様には、直接・間接的に様々な勧誘が来ることと思います、そして間違いなく、多くの金融機関が外貨保険を推奨します。
 
                          何故ならば、
 
 外貨保険販売による、販売会社の手数料収入は、とてつもなく大きいからであります。
 
 甘い言葉や、きれいなパンフレットに惑わされることなく、冷静に論理的に判断されることを切に願うとともに、それでも迷われる方は、私、近藤 英生にご相談されんことを、強くお勧めするしだいであります。