2020/3/6

投資は、長距離競走なり!

  某新聞の経済面に、以下のような記事が掲載されました。
 
 1 「海外勢、日本株離れ拍車」
 2 「機関投資家、外債を拡大」
 
 このような記事を見たとき、どのような感想を持たれるでしょうか?
 
 「日本株離れが進むなら、日本株を買うのはやめようかな」
 「機関投資家が外債を買うなら、それに乗ろうかな」
 というような考えを持つ方が多いのかなと、考えます。もちろん、考え方は人ぞれぞれ自由ですが、私は上記のような記事を読んだら、こう考えます。
 
 「海外勢が売り始めたのか、じゃあそろそろ買い時だな」
 「機関投資家が外債を買うなら、自分は外国株を買おう」
 
 今現在ある事実は新聞記事の通りであります、と同時にこれから先、相場や経済、社会がどうなるかは誰にもわかりません。
 であるならば、目の前の現実を正しく把握し、かつ10年・20年といった長期の視点で物事を考えるべきであると考えるわけであります。
 
 新コロナウイルスの影響で、オリンピック開催さえ危ぶまれている今日この頃であります。高温多湿で死滅する温帯ウイルスの存在が、何故真夏のオリンピック開催に影響するのか、全く理解できませんが、余談はさておき、オリンピックの花形競技とえば陸上競技です。
 
 資産形成を陸上競技に例えるならば、短期的に結果を出さねばならない外人投資家や機関投資家のそれは、100メートル競走であり、一方、長期間地道に資産形成を行う個人投資家のそれは、マラソンにあてはまると考えています。
 
 投資もそして人生も、マラソンのような長距離競走です。目先の価格の上下や、プロ投資家(プロであることと、結果を出す能力とは、全く別であります)の動静に左右されることなく、
 
       22キロで後退しながら30キロを過ぎ盛り返した、大迫傑選手のように、
 
 「自分のペースを守り、自分の力を信じて前に進む」ことが、大切なのであります。