2020/3/29

今こそ、iDeCoとつみたてNISAを始めよう! 9

 インデックス投信を推奨する理由の2として、「パフォーマンスが良い」ということを挙げました。
 そして、その①として、「バンガード500インデックスファンド」の実績をご紹介しました。
 その②は、アクティブ投信と比較した時の、優位性であります。
 
                     <理論的優位性>
 
 一 大前提    平均コスト(信託報酬)
            インデックス 年0.5%    アクティブ 年1%
 
 二 実績パフォーマンス    ほぼ同じ。
 
 三 二つの商品を比較して得られる結果
   
   A B 共に上がる。
   A 上がり、 B 下がる。
   A 下がり、 B 上がる。
   A B 共に下がる。
 
 結論:一及び二より、アクティブがインデックスに勝つ可能性は、アクティブが上がり、インデックスが下がった時のみとなる。
 
                         すなわち、
 
 インデックスの3勝1敗であり、この関係は理論的には、永久に続くこととなる。
 
                          もちろん、
 
 アクティブ投信の世界にも、立派な運用会社や、好成績の商品もあり、それらに対しては私自身は、常にリスペクトの精神を持っております。
 
                         したがって、
 
 投資の経験を積み、金銭的・精神的余裕がある方が、アクティブ投信を買われることについては、決して否定するものではありません。
 
                        とはいいつつも、
 
 投資をこれから始めようという方におかれましては、派手な宣伝や、おいしい広告に左右されるのではなく、エビデンス(理論的根拠)に基づき 行なうべきであると考えます。
 
 「理論的優位性など、お前の作った屁理屈だ」と仰る方もおられるかと思います、当然です。
 次回では、上記の理論と事実が一致することを、ご紹介いたします。