2020/4/23

今こそ、WICLI投資を始めよう!3

 WICLI投資の2番目のポイントである、I(インデックス投信)について述べたいと思います。
 まず大前提として、株式投信は、以下三つに大別されます。
 
 1 バランス型投信ー株式に加え、債券や不動産などの資産も含むファンド
 2 アクティブ型投信ー運用会社のファンドマネージャーが、株式市場の中から優良(と思われる)会社を探し出し、それらの株を集めて組成するファンド
 3 インデックス型投信(アクティブ型の反語として、かつてはパッシブ(受動的)型投信と呼ばれたこともある。
  ①バランス型のような、債券や不動産といった余計な資産を含まない。
 何故ならそのような資産は、例えば債券なら直接債券を買った方が安上がりだし、
 不動産だったら不動産投信を買った方がパフォーマンスが良い。
  ②アクティブ型のように、ファンドマネージャーの才覚に期待しない。
   そもそも、ファンドマネージャーなどというと、なんかすごく優秀な人間に聞こえるが、実際
  は、そこそこの大学を出て、会社で安っぽい訓練を受けた、そこらのあんちゃん達にすぎな
  いのであります。
   その証拠に、投資大国のアメリカにおいて、以下のような実験が行われたわけですが、
 
    100社の会社に対し、ファンドマネージャーが上がると予想した10社
                           VS
    100社をダーツの標的にして、チンパンジー(比喩ではなく、正真正銘のチンパン君)に矢
    を10本投げさせた。
 
                           結果
 
    上がった会社の数 ・ ・ ・ チンパン君の方が多かった!
 
 というわけで、アクティブ型投信なるものは、
 ア 金と時間と人手をかけて、
 イ 手数料が高く、
 ウ しかも、パフォーマンスはインデックスより悪い、
 という、すっとこどっこいな商品であります。
 
                         ただし、
 
 エ 何千本あるアクティブ型投信の中には、インデックス投信よりパフォーマンが良いものも、あります。ただし、過去の実績でいうと約30%くらいですが。
 
 オ また、アクティブ型投信の運用会社及びファンドマネージャーの中には、真面目かつ誠実で、しかも素晴らしい実績を残している方々もおられます。
 (独立ファイナンシャルプランナーという立場上、固有名詞は記しませんが)
 
 以上の観点から、21世紀を生きる皆様にお勧めするものとして、次回以降インデックス投信の三つの利点について述べてゆきたいと思います。