2020/11/8

水に落ちた犬は打て!

 「犬は吠える、キャラバンは進む」というのは、(たぶん)中央アジアの遊牧民のことわざですが、 「水に落ちた犬は打て」という、中国のことわざがあります。
 「道理の判らない愚かな者は、徹底的にやりこめろ、下手に同情すると、やがて社会や国家に大きな災いを起こすから」、という意味であります。
 
 9月、安倍前総理が辞意を表明し、3人が後継者として名乗りを上げました。
 その中の一人が、おそらくアベノミクスに対するアンチテーゼという意味なのでしょうが、「株価が上がって、儲かるのは金持ちだけだ」と寝ぼけたことを言いました。
 21世紀も20年を経過し、今や(自称)共産主義国家である中国でさえ、資本主義市場経済を実践している今日、こんな時代錯誤の妄言を、しかも政権政党の議員が言うのにはほとほと呆れかえりました。
 「化石には化石としての価値があるが、ただそれだけだ」という言葉がありますが、この化石議員、当然の如く選挙で最下位に沈みました。
 
 一位となった菅義偉氏が総理大臣に選出され、最初の臨時国会が開かれております。
 テレビ中継を見ていたら、野党第一党の議員が、政府を攻撃しています。
 
                いわく、
 
 「日銀が、ETFを買って株価を上げるのは、官製相場だ」
 「GPIFが、年金積立金で株を買うのはけしからん」
 
 1 株価が上がることにより、企業業績が正しく評価され、その結果雇用が増え、自殺者が減り、経済が成長し、個人の金融資産が増えた。
 2 株価が上がることにより、社員の給料は増え、給料が増えた社員は街の店でお金を使い、街の店の売り上げが上がった。
 3 株価が上がることにより、年金の積立金は2倍近く増え、その恩恵は全ての日本国民に還元される。
 
 これが約8年のアベノミクスとクロダノミクスの成果であり、こんなことは小学生でも知っています。
 試しに小学生に聞いたみたらよろしい、8年前と比べ、お小遣いやお年玉が上がったか下がったかと。
 まあ、99%の子供たちは、「上がった」と答えると思います。
 
 というわけで、小学生以下のチンパンジーなみの輩が、国会議事堂にいるわけで、こんな輩に政治の実権を握らせたら、
 株価が下がり、経済成長は止まり、日本国民が全員もれなく貧乏人になります、間違いなく。
 
 今から1年以内に衆議院選挙が、2年以内に参議院選挙が行われます。
 資産運用・資産形成を行い、自らの老後と、社会国家の繁栄、子や孫の世代の幸せを願う全ての人々は、株式投資・資本主義を否定する政治屋・政治集団には、絶対票を入れてはなりません。
 水に叩き落し(落選させ)、完膚なきまでに打ちすえ(二度と立候補する気がおきないまで)ましょう。
 
 誰のためでもなく、貴方自身のために!