2021/10/28
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ラップ口座、5年で2倍(笑)! |
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「一任運用、5年で2倍超」 10・27付のの日経新聞に以下のような記事が載りました。 要約 1 ファンドラップなど投資一任するサービスが増えている。2021年6月末の残高は12兆円と、5年で2倍超に増えた。日中に働く会社員や、退職金を受け取った高齢者などの利用が進む。 2 ファンドラップは顧客が金融機関にライフステージやリスク許容度など、運用のおおまかな考えを伝えた上で、具体的な投資先の選別を金融機関に委ねる仕組みだ。 運用の判断にまとまった時間をさけない人を中心に、利用が増えている。 3 成功事例はりそな銀行のファンドラップだ。2017年に参入し、残高は6000億円とみずほしょうけんを超えた。今年4月には横浜銀行にも仕組みを供給しており、今後の地銀連携でもメリットを示せる武器になっているという。 4 金融庁は6月にまとめた「資産運用業プログレスレポート2021」で、運用コストを差し引いたファンドラップの運用成績は、多くがバランス型投信に見劣りすると警告した。 5 ラップ手数料に加えて信託報酬などのコストは、年2~3パーセントを支払うケースが多く、一般的なバランス型投信のほぼ倍である。 まったくもって、吐き気が出そうな最悪の状況です。 1 会社員、すなわち現役の人は確かに投資の勉強をする時間は少ない。 高齢者は多額の退職金がある、こういった事情を悪用する最悪の金融商品、それがラップ口座であります。 2 金融機関に委ねるって、販売会社の社員や運用会社の社員って、資産形成の「し」の字も知らない、そこらのアンチャン、ネーチャンですよ、皆さん。 3 三流銀行が、四流銀行に経営指南するって、燃えるゴミと燃えないゴミをまとめて捨てるようなものです。 4 運用成績が、ゴミファンドであるバランス型投信より低いときたら、ほとんどサギ商品ですよ。 5 退職者が、例えば1千万円の退職金をラップ口座に預けたら、毎年毎年30万円の手数料を、ドブに捨てる(=販売会社&運用会社の社員のボーナスとなる)ってことですよ、そこのオトーサン! アホが作り、ワルが売り、パーがダマされて買う、これがラップ口座の正体です。 一 iDeCo又はつみたてNISAという、国家が創った素晴らしい制度を使い、 二 日本、米国、世界に投資するインデックスファンドファンドで、 三 手数料の安い(例えば三菱投信のeMAXIS Slimシリーズなら、年間手数料は0.1パーセント、すなわちラップ口座の30分の1の安さです)に投資すれば、高い収益(例えば三井住友トラストアセットマネジメントの「DC世界株式インデックスファンド」の年収益率は44パーセント、すなわち220倍!)を得られます。
皆様の、賢明な判断を切に期待いたします。 |
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