2022/2/18
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おわらいESGファンド2022 |
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ESGファンドの現状について述べます。 今月の日経新聞によると、全世界においのてESGファンドの価格が下落しているとのことです。もっとも、そのこと自体は相場自体が軟調なのでどうということはないのですが、問題はもっと本質的なところにあります。 1 ESGに投資するな! 私たちが投資するというのは、そのものズバリ「お金を増やしたい」という、極めて下司な理由からであります。 一方、ESGなるものは環境をはじめとして、社会・世界を良くしたいという、崇高な目的であるわけです。 金儲けという「下司な目的」の手段として、ESGという「崇高な目的」を利用しようということ自体が、そもそも間違っているわけであります・ 2 そもそもESGなのか? 百歩譲ってESG投信なるものを認めたとします。今全世界で約66000本ものファンドが乱立しています。 その中には、およそESG推進とは思えない企業や、他のどの会社もやっている程度のESG度合いの会社がゴロゴロ含まれています。 その理由は簡単で、これらの会社を選ぶのは「ファンドマネージャー」と呼ばれる、1割はまあまあだが、残りの9割はおよそ他人様の大事なお金を預かって運用する資格や能力などかけらもない、ただの銭ゲバがほとんどだからです。 3 ESGファンドは、単なる厚化粧のアクティブファンドにすぎない ESGの「イ」の字もわからないぜ銭ゲバファンドマネージャーが、サイコロ転がして銘柄を決めている、まあその程度がESGファンドの実態です。 にもかかわらず、なぜそんなものが全世界に6000本も乱立しているかといえば答えは簡単、「儲かる」からです。 一 ESGと称して、普通のファンドより高い手数料を設定し、 二 運用会社、販売会社の総力をあげて広告宣伝することにより、 三 「地球環境に寄与するファンド?これなら多少手数料が高くても人類のためになるから投資しよう」なんて思うアホな投資家をダマす、これがその真実の姿なのです。 ESGファンドに投資するなどということは、 一 高い手数料をドブに捨て、 二 投資したお金のわずかしかESGに貢献せず、 三 運用会社、販売会社、ファンドマネージャーがその10倍、100倍儲ける、ということなのです。 こんなものに投資するヒマとカネがあるならば、その分を自分の信ずる方向のNGOやNPOを探し、そちらへ無償の寄付をする、このことこそ、真の意味での社会貢献、人類貢献であるわけで、くれぐれも下司な目的と崇高な目的をゴッチャにして、何か良いことをした(してる)かのようなピント外れの自己満足に陥らないことを、切に願うものです。 |
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