2020/3/28

今こそ、iDeCoとつみたてNISAを始めよう! 8

 インデックス投信を推奨する理由として、三つの要素を挙げました。
 1 コストが安い。
 2 パフォーマンスが良い。
 3 世界で最も成功した投資家が推奨している。
 
 今回は、2の「パフォーマンスが良い」ということについて、ご説明いたします。
 
 ① 実績
 そもそもインデックス(指数、転じて株価指数)ファンドというのは、読んで字のごとしで、株価指数に採用されている会社全てに、機械的に投資をするという、きわめてシンプルなものであります。
 そして、それを考え出したのは、先年亡くなったジョン・ボーグル氏であり、彼が創設した運用会社がバンガード社であります。
 「バンガード500インデックスファンド」という、インデックス投信の代表的なものを例に、そのパフォーマンスを披露いたします。(概数)
 
 例:創設された年の1月に500ドル、以降毎月100ドルすつ投資したとみなすと、
 1978年 元本1600ドル 年末の時価1669ドル
 1988      13600          34080    2.5倍
 1998      25600          230621   9.0
 2008      37600          208942   5.6
 2013      43600          486747   11.2
                                   (35年間の年平均利回り、28.5%)
 
 いかがでしょうか?2008年のリーマンショックにより、一時的に下落しましたが、それでもなおトータルでは、上記のようなパフォーマンスを記録しているのです。
 
                         もちろん、
 
 過去の実績が良いからといって、これから先絶対に同じような結果を残せるという保証は、ありません。
 
                         と同時に、
 
 過去に学び、歴史を教訓としてきたからこそ、人類の進歩・発展があったわけであり、資産形成や人生設計においても、成功事例を学び、自分のものとすることは、きわめて大切なことであると考えます。
 
 派手なテレビコマーシャルや、刺激的なネット広告に左右されることなく、正しい事実(数値)と正しいアドバイザー(数値に基づいて説明できる)を選ばれることを、切に希望いたします。