2020/4/5

今こそ、iDeCoとつみたてNISAを始めよう! 14

 全世界が新型肺炎に怯み、経済、なかんづく株式市場が総崩れの今こそ、果敢に投資を始める時であります。
 
                         そして、
 
 我が国にはそれをサポートする、iDeCo及びつみたてNISAという、世界に冠たる資産形成支援制度があるのであり、日本国民ならこの制度を利用しない手はありません。
 
 両制度を利用するポイントの、第四及び第五は、コストが安く、規模が大きい投信を選ぶ、であります。
 
 1 投信のコスト
 投信については、①購入時 ②保有時 ③終了時 それぞれの段階で手数料等のコストがかかります。
 そして、その中でも最大のものは、②保有時のコストであります。
 
                        何故ならば、
 
 ①及び③のコストについていえば、料率(%)だけ見れば、②より高いです。が、しかしこれらはそれぞれ一回かぎり、合計2回しか取られません。
 
                          一方、
 
 ②保有時のコストは、毎年毎年定率で取られるわけであり、年数が長くなればなるほど、その額は当然ながら積み上がります。
 したがって、投信をやる(保有する)方々におかれましては、このコストこそ重要視すべきであります。
 
                       具体的にいうと、
 
 保有時のコスト(「信託報酬」その他)が、税抜き0.5%以下のものを選ぶ、このことに尽きます。
 
 未来は誰にも判りません、当然、10年後に上がる投信、20年後に2倍になる投信など、判る人は地球上のどこにもいません。
 
                       であるとするならば、
 
 「今、判ること」すなわち、これから毎年確実に取られるコストが、安いかどうかを、投信購入の際の判断基準にすべきであると考えます。
 そして、1円でも1%でもコストが安いものを選ぶべきであります。
 
 誤解していただきたくないのですが、コストが高い投信=悪い投信、ということではない、ということであります。
 多少コストが高くても、立派な運用方針に基づき設定された投信や、今現在、低コスト投信より好成績のものもあります。
 
 したがって、これらの投信に対するリスペクトの精神を失うことなく、しかしながら、投資というものをこれから始められる方々におかれましては、
 まずは投資の王道である、「安く買い、高く売る」ための第一条件として、低コストのものを選ぶべきであると考えるわけであります。
                                                       
                                                       (つづく)