2020/4/8
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相場は必ず回復する! 2 |
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3月11日の当欄において、上記の題名で、相場、ひいては資本主義の見通しについて述べました。あれから約1か月経過いたしましたが、残念ながら新型肺炎の勢いは収まるどころか、全世界を覆い、その結果世界経済もまた瀕死の状態であります。 しかしながら、いやだからこそ、 金銭的・精神的に余裕のある方は、投資を続け・始めるべきであります。以下二点にわたり述べたいと思います。 1 リーマンショックとの比較 今回の相場下落について、「リーマンショック以上だ」とか、「10年以上停滞が続く」等、はやしたてる輩がいます。ハッキリ言いますが、全部デタラメです。 そもそも、 何故リーマンショックが起きたかというと、 ①返済能力の低い低所得者層に、多額の住宅ローンを貸しまくった。 ②その債権を小分けしたものを、多くの金融機関が買いまくった。 ③もともと返済能力が低いのだから、いずれはパンクする運命であった。 ④借りた人が破綻したのみならず、その貸出債権を買っていた金融機関もヤバくなり、 ⑤リーマンブラザースをはじめとする金融機関が破綻し、相場全体が崩れた。 読んでお判りのように、「価値の低いものを、金融テクニックで膨らました」、 すなわちバブルが崩壊した、というのが真相です。 これに対し、 今回の相場下落は、新型肺炎という「目に見えない敵」に対し不安を抱いた投資家が、一時的に株を売り、キャッシュに代えただけのことであり、バブルの要素など全くありません。 したがって、 時が経ち、ウイルスのパワーが衰え、かつワクチンや治療薬が開発されるならば、 左のポケット(株式市場)から一時的に右のポケット(キャッシュ)に移っていたものが、 再び左のポケットに戻る、ただそれだけのことであります。 とは言いつつも、 多くの方の生命を奪い、世界をパニックに陥れたこの悪魔のつめ跡は、1年や2年では消えません、回復まで最低でも5年はかかると考えております。 ということは、 今世紀最大のバーゲンセールは当分続くわけであり、これから投資を始めようという方々におかれましては、千載一遇のチャンスであります。 また、既に投資を始めている方々におかれましては、慌てず騒がずじっくり夜明けを待つような気持ちで、配当なり、分配金なり、株主優待なりを、有効に活用されればよいと考えております。 (つづく) |
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