2020/5/13

今こそ、WICLI投資を始めよう!17

 今回はiDeCoの所得控除(=税金が戻ってくる=寝っ転がっていてもお金が儲かる)を利用した資産形成についてご説明いたします。
 
 1 設定:年収200万円の、20歳のフリーターの若者が、毎月1万円拠出する。
 
 2 所得控除で戻ってくる額=(1万円×12月)×15%(所得税率5%+住民税率10%)=
   1.8万円
 
 3 ポイント:この1.8万円をパチンコやキャバクラで使うのではなく、翌年の拠出額に加える。
   翌年の拠出額 = 自己資金12万円  + 還付額1.8万円 =13.8万円
 
   翌年の還付額 = 13.8 × 15% = 2万700円
 
 4 2と同様に、還付額を翌々年の拠出額に加える(切りのいい額で)
 
 5 このように毎年毎年加えてゆくと、14年目の拠出額は、約73万円となり、拠出上限額(約81万円)寸前となるので、15年目からは、再び月1万円からスタートする。
 
                        この結果、
 
 20歳から60歳までの40年間、毎月1万円ずつ地道に拠出してゆくと、
 
 A 自己拠出総額 = 12万円 × 40年 = 480万円
 
 B 還付金を加えた元本総額 = 約1320万円
 
 C B ÷ A =2.7倍!
 
                     いかがでしょうか?
 
 国の制度を使い、寝っ転がっているだけで、40年で3倍近くお金が増えるのであります。
 
                        ちなみに、
 
 所得控除を利用せず、毎月1万円だけで1320万円貯めようとしたら、110年、つまり130歳!にならないと、貯まりません。
 前回、「今iDeCoに加入しない人は、一生貧乏人です!」と書いた意味がお判りになるかと思います。
 
                        しかも、
 
 上記の計算は、利息や値上がり益といったリターンを一切考慮しない額であります。
 リターンを加え、かつそれを複利運用するならば、4倍・5倍も決して夢ではないのです。
 
                                                      (つづく)