2020/5/17
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信託報酬ゼロ円の投信ができた! |
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このブログにおいては、しつこいほど投信のコストについて述べてまいりました、そしてこれからも何度でも述べてまいるつもりです。 何故ならば、 私が生きてきた20世紀の日本のように、郵便局の定額貯金にお金を預けておけば、10年で2倍になる、すなわち「貯蓄」だけでもそれなりの資産形成ができた時代は、残念ながら終わってしまったからであります。 貯蓄だけでなく、投資というものを資産形成の大事なファクターとして、入れなければならない時代が来ました。 そして、 投資には、以下のリスク及びリターンがあります。 リスク ①コストがかかる。②元本割れがありうる。 リターン ③元本割れのリスクを上回るリターンが、期待できる。 読んでいただければ判りますが、②及び③はあくまで可能性であって、絶対的なものではありません。 一方、①はスタート時点で、その数値(パーセント)が決まっているわけであり、当然ながら投信を買う時に重視すべきは、「コストが安いか否か」この一点に尽きます。 そして、そのコストは三階建ての構造になっており、 一階:売買時の手数料 二階:毎年取られる適切な手数料 三階:意味不明のぼったくり手数料、となっており、 一家十人の大家族でもない限り、三階建てなど不要でありますので、そのような手数料を取るものは、最初から無視し、 毎年取られる信託報酬を重視し、年0.5%以下のものを選ぶべし、と述べてまいりました。 ところで、 投信の発祥国であり、かつ先進国である米国においては、一昨年あたりから「信託報酬ゼロ」という画期的な商品がでてきました。 そのことを歓迎しつつも、我が国においてはまずありえないな、と思っておりました。 ところが、 そのような考えを、いい意味で裏切る「信託報酬ゼロ」投信が、我が国において、しかもコロナショックで日本国民の心が暗く沈む、まさにその最中に生まれたのであります。 「歓喜の花の種は、悲しみの夜に植えられる」という言葉がございますが、次回以降これらの商品について、高い敬意を込めてご紹介いたします。 |
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