2020/5/19

信託報酬ゼロ円の投信ができた !2

 信託報酬がゼロという、我が国の投信の歴史上画期的な商品が出来ました。
 高い敬意を込めてご紹介いたします。
 
 1 「野村スリーゼロ先進国株式投信」(インデックス型投信)
 業界トップの野村證券グループが設定・販売・管理するものであり、同グループ内で運用することにより、コスト削減が可能となったものです。
 ①ネット限定で、一階部分の販売手数料もゼロ。
 ②二階部分の信託報酬は、
  2020年3月 ~ 2030年12月まで、ゼロ。
  以降は、年0.11%とする予定。
 ③信託報酬は、設定・販売・管理それぞれの会社で分け合うので、3社ともゼロという意味。
 
 2 農林中金<パートナーズ>おおぶねグローバル
 ①販売・管理会社に支払う信託報酬はあるが、合わせても年0.3%。
 ②設定(運用)会社分のそれは、
 日々、基準価額が最高値を更新した場合のみ、値上がり分の10%。
 ③ポイント
  一 私が基本的に否定しているアクティブ型投信である。
  二 信託報酬が完全にゼロというわけではない。
 
                      しかしながら、
 
 上記のようなマイナスを補っても余りあるプラス面があります。
 
 
  三 0.3%は、私が主張する、「年0.5%以下を選べ」に当てはまる。
  四 10%取られるということは、90%の値上がり分は顧客利益ということである。
 
                          なによりも、
 
 「最高値を更新した場合のみ」報酬を受け取る、
 すなわち私がさんざん否定している、「上がろうが、下がろうが」毎年取られる三階建て部分の手数料(お任せ投資の、ぼったくり手数)を取る会社・商品とは、月とすっぽん、雲泥の差があるのです。
 
 共に、まだスタートしたばかりです。
 コロナショックで日本国民の心が沈み、多くの会社・勤労者が生活の糧を失いつつある中において、このような前向きかつ良心的な金融商品ができたことを高く評価し、これらの商品を通じ日本経済が力強く復活することを、固く信じております。