2020/6/5

ウサギとカメの話しは、子供向けの寓話に非ず!2

 所得控除、すなわち戻ってくる税率15%の人の方が、20%の人より元利合計額が多い!という驚愕の事実について、その魔法の種明かしをいたします。ズバリ
 
            「複利効果を最大限に利用する!」
 
 ということです。
 
 おさらいとして、iDeCoの所得控除を利用した資産形成法について、ご説明すると、
 
 1 例として、毎月1万円、年12万円拠出する。
 2 課税所得及び拠出額に応じた税金が還付される。
 3 そのお金を、
        歌舞伎町のキャバクラやホストクラブで散財した挙句、コロナウイルスに感染 するような          アホなことをせず、
        翌年の拠出額に加える。
 4 同様のことを繰り返すことにより、課税所得190万円(以下、Aさん)の方は、40年後の元利合計額が約3倍になる。
 
 上記のことを、課税所得200万円、すなわち還付税率0%の方(以下、Bさん)がやると、元利合計額が15%の方より下がってしまう。
 
 そのポイントは、
 
 1 還付額が多い分、翌年の拠出額も多くなる。
 2 このため、拠出上限額(モデルケースである、1号被保険者だと年81万円)に達するのが、Aさんは14年かかるのに、Bさんは11年でできてしまう。
 3 ということは、Bさんはまた年12万円から、すなわち一からスタートしなければならなくなり、
 4 その結果、Aさんが3サイクルで終わる資産形成が、Bさんは4サイクルとなり、複利効果が低減されてしまう。
 5 最終的な元利合計額は、Aさんの方が(ほんの少しだが)多いということになる。
 
 ウサギ(Bさん)が最初の休憩所(拠出上限額)に着いた時(11年目)、カメ(Aさん)はまだ三歩後ろを、のそのそと歩いているのであります。
 しかも、そのスピードは最後まで変わらないのにもかかわらず、ゴールにおいてはカメの方が得る果実は多い、ということになるのであります。
 
             「カメはウサギに勝つ!」
 
 ということが、論理的にも科学的にも証明されたわけであり、この画期的な発見について特許権等の争いになった時は、ぜひ私の側の証人になっていただきたいです。
 
 C19により、相変わらず毎日毎日多くの方々が亡くなっています。今も、これから先も膨大な医療費及び景気対策費が、全世界で必要となります。
 多くの方が世界の会社に投資をすることにより、個人の富・会社の富を増やすことが、ゆきゆきては人類・世界の富を増やすことになります。
 
 今こそ、自分のため、日本のため、世界のため、後世の世代のために、投資をしましょう!