2020/6/9
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世界に投資しよう!2 |
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少子高齢化が進み経済成長が鈍るであろう我が国、一方、人口が増え経済成長するであろう世界、このことを考えた時に「世界に投資すべき」であるということに、異論はないと思われます。 問題は、 どの商品に投資するかということであります。 1 外貨投資 文字通り、円を外貨に替え、外国の資産に投資することであり、①外貨預金②外貨MMF(公社債投信)③外貨保険等があります。 プラス面:ゼロ金利、下手すればマイナス金利の我が国に対し、金利が高い。 マイナス面:一般論として、金利が高い=すなわち経済が順調であるということである。 経済が順調である=インフレ基調である。 インフレ基調である=対外的には通貨安である。 通貨安である=日本からすれば円高である。 外貨投資というのは、投資先国の高金利というプラスと、円高による目減りというマイナスのシーソーゲームであり、仮にプラス面が上回ったとしても、さほど大きなリターンは期待できないということが、ご理解できると思います。 さらに、 外貨預金や外貨MMFなら、仮に円高でマイナスになったとしても、いつか円安になるという期待(というか、FP近藤としては、長期的にはそうなると考えておりますが)がありますが、外貨保険はどうでしょう? 保険という言葉通り、文字通りなにかあった時の頼みとしての金融商品であり、その時になって元本割れしていた、などということは本来許されるものではありません。 にもかかわらず、 このような商品を開発・販売する会社の姿勢には、厳しく問われるものであると考えます。 2 世界投資 当たり前ですが、プラス面&マイナス面の構図は、外貨投資と同じです。 「なんや、同じかいな。だったら偉そうに世界だの投資だの言うとる場合じゃ、あらへんがな」とおっしゃる方もおられるかと存じます。 しかしながら、 世界投資には、外貨投資にない「プラスアルファ」があります、ずばり「高配当&値上がり益」です。 もちろん、何百社に投資するのですから、無配当の会社や株価が下がる会社もあります。それでもトータルでとらえるならば、人口が伸びる世界において、高配当&株価上昇の会社が多い(多くなる)わけであり、そのプラスアルファの大きさは、想像を絶するものがあります。 結論:世界投資とひとことといっても、ピンからキリまである。 正しいアドバイスに従い、正しい投資をしよう! |
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