2020/6/12

今こそ、世界に投資しよう!

 年明けから顕在化したコロナショック、多くの方が亡くなり、多くの方が職を失い、多くの議論を巻きおこしながら、それでも世界は日々動いています。
 
 1 「通貨安競争再燃か?」(5月28日付け日経新聞)
 この記事は、アメリカ&中国という、世界の二大大国が、それぞれ通貨安を目指し、政策を進めているというものであります。
 当ブログでも述べたように、「通貨高は国力の象徴であり、通貨安は国益をもたらす」ということの核心部分を、ものの見事に証明しているわけであります。
 いがみ合っている両大国でありながら、その徹底したリアリスト・プラグマティストぶりは全く同様であり、だからこそ超大国でいられるわけであります。
 
 ひるがえって我が国においては、いまだに前半部分(国力)のみにとらわれ、というか、その部分しか知らないアホな政治家・銀行家・学者・評論屋・マスゴミ等がウロチョロして、ウザったい限りであります。
 アホはアホなまま墓場に入ればいいのですが、まあこういう輩に限って長生きしたりするんだよね、困ったことに。
 
 2 「米国FRB、ゼロ金利を2022年まで継続」(6月12日付け日経新聞)
 上記の具体的方法として、米国の中央銀行であるFRBが、ゼロ金利を3年間続ける、というものです。
 3年ですよ、3年!!! 桃栗三年柿八年て言うけど、今日植えたや桃や栗の木が伸び、花実が咲くまで、ずーっと、ゼロ金利を続けるってわけです。
 かつての、日本のノー天気なセントラルバンカーとは雲泥の差であります。
 かつて、デフレのドツボにある時に、「デフレが収まらないのは、技術革新が進まないからだ」などと、意味不明な寝言を言った日銀総裁(白川方明)がいましたが、こんなボケジイサン、現代のアメリカ・テキサス州あたりにいたら、即射殺されてますな。
 
 3 結論
 世界はこれから空前の通貨安競争に突入する。
 
                ということは、
 
 ノー天気な我が国の通貨「円」は、当面高止まりする。
 
                ということは、
 
 外国の資産(株式)を安く買える、史上最大のバーゲンセールが始まる、ということであります。
 マスクやトイレットペーパーを買うための行列からはそろそろ抜けて、これからは世界株を買うための行列の、先頭に立とうではありませんか!