2020/6/19

老後のために、長期で、世界に投資しよう!

             「今年投資を始めた個人」(6月18日付け日経新聞)
 
 上記の記事は、今年投資を始めた個人投資家について、その傾向や目的について調べたものです。この記事を受けて私の見解を述べたいと思います。
 
 1 投資目的の第一位   老後資金を確保したい&投資でもうけたい。
 複数回答可のため、両者がほぼ同じ結果であります。
 前者は、将来に対する備えであり、後者はその手段として、投資というものを選んだという点で、極めて妥当なものだと思います。
 
 2 投資先
 一位 個別株の日本株 二位 先進国株の株式投信 三位 日本株の株式投信
 ここは、はっきり優劣が分かれています。驚いたのは、個別株の日本株が第一位であること。
 一日本国民として、多くの方が日本株式を選択されたことに敬意を表します。
 
                     と同時に
 
 約3000社ある日本の上場企業の中から、初心者の方がどのような方法で選ばれるのかということについて、いささか不安を感じます。
 ミドルリスクミドルリターンの株式投信に対し、個別株はハイリスクハイリターンであり、うまくいけばもちろん御の字でありますが、そうでなかった時のことを考えると ・ ・ ・
 
 二位、三位に株式投信が入って入るのは、極めて妥当なものだと思います。
 
 1と2の結果を受けての私の見解は、
 
 ①老後が不安であり、そのための備えとして投資を考えるというのは、正しく、
 ②であるならば、ミドルリスクミドルリターンの株式投信を選ぶべきであり、
 ③その対象については、日本及び先進国に加え、全世界も選ぶべきである。
 
 3 利用している制度
 iDeCo 22%の人   つみたてNISA 52%の人
 どちらも、我が国が創った画期的制度であります。
 
                  さらに、
 
 iDeCoには、「拠出金の所得控除」という地上最強の武器があり、にもかかわらずこれを利用されているのが、四分の一以下というyのは、残念至極であります。
 
 一人でも多くの方が、iDeCo及びつみたてNISAを利用し、豊かな老後をおくるための準備を始められることを、切に願うものです。