2020/6/24

小学生でもわかる投資の基本 2

 今日投資を始めた方でも判る、そして誰でも実行できる投資の基本、その2は、
 
           「安く買って、高く売る」、であります。
 
 投資に限らず、誰でも知っていて、しかしながら一番難しいのがこのことであります。
 何故ならば、「一番安い時」が、今日なのか、明日なのか、はたまた10年後なのか ・ ・ ・ 地球上にいる人間の、誰一人判らないからであります。
 
                ところが、
 
 この難しいことが、いとも簡単に実行できる方法があります、「ドルコスト平均法」と呼ばれるもので、「毎月一定額を拠出し、対象となる資産、例えば投資信託を、買い続ける」というものです。
 
 例:毎月1万円を拠出し、投信を買うとする。
  今月、基準価額千円だとすると、1万円÷千円で、10口買える。
  翌月、基準価額が2千円に上がったとすると、1万円÷2千円で、5口しか買えないが、
  資産価額は上昇しているので、気分はハッピーである。
  翌々月、基準価額が5百円に下がっていたとすると、資産価額は一時的に下がっているが、
  その分、1万円÷5百円で、なんと20口も買える。
 
                 つまり、
 
 ドルコスト平均法を実行すれば、「「一番安い時」に、「一番多く」の資産を買えるのです。 
 そして、この時に買えた20口が、5年後・10年後にとても大きな成果をもたらすのであります。
 それは例えば、キックボクサーが丹念にローキックを打ち続けKO勝ちを導くように、あるいはまたボクサーがボディブローを打ち続け、同じように勝利を得るように、その時点においては一見無意味のように見えるものが、長期的・最終的に効果を表すのであります。
 
                 具体例
 
 ①日経平均株価の史上最高値:約39000円 (1989年) 
            ↓
  30年後の2019年、    約24000円 マイナス15000円
 
 ②最高値の時から、毎月一定額で日経平均を買い続けたとした時の、
  30年間の平均単価    約16000円、 プラス8000円!
 
 いかがでしょうか?バブル崩壊以降の「失われた20年」を経ても、ドルコスト平均法を着実に実行すれば、プラスの成果を得られる(た)のであります。
 
 コロナショックで世界経済と人の心が乱れている今、だからこそ、マスゴミ・評論屋等のくだらない現説に惑わされず、科学と歴史に学ぶべきであります。