2020/7/3

テスラ株にみる、資本主義の底力!

 株式市場において、電気自動車専業メーカーであるテスラ社の時価総額が、トヨタ自動車のそれを超え、自動車産業で世界一となりました。
 以下、三点にわたり解説したいと思います。
 
 1 トヨタを抜いたわけですが、販売台数はトヨタの三十分の一、一方PER(株価収益率)はトヨタの10倍以上(割高)であり、基本的要素から考えれば、常識的にはあり得ない結果であります。
 にもかかわらず、これだけ市場から評価されているということは、地球温暖化が進む中で、クリーンエネルギーである電気自動車が、評価されているということであります。
 
                ということは、
 
 これから先電気自動車が主流となる時代となった時、トヨタやフォルクスワーゲンのような技術力のあるメーカーが本気になれば、簡単にテスラを追い越し莫大な利益を出せる、ということの予兆でもあります。
 
 2 電気自動車のメインである電池、テスラ車においては、かなりの比重で日本のP社が提供しております。
 
                ということは、
 
 これから先テスラ社が順調に伸びるならば、電池の供給元であるP社の未来もまた、明るいということであります。
 
 3 電気自動車が市場に普及した後本格化するのは、自動運転車の実用化であります。
 そして、自動運転車のメインとなるのが画像センサーであります。前後左右を見てその状況をコンピュータに伝え、コンピュータがアクセルやブレーキを操作するわけであり、これなくして自動運転はありえません。
 現在、そのシェアトップは米国の某企業ですが、その地位を虎視眈々と狙っているのが、日本のS社であります。
 スマホカメラの画像センサーシェアで世界一位のS社が本気になれば、この分野でも世界一位になることは、決して夢ではありません。
 
 コロナショックで全世界が揺れ、その余波で株式市場も大暴落いたしました。
 机上の空論しか知らないマスゴミ・学者屋・評論屋は、まるで世界の終わりが来るかのような妄言をまきちらしましたが、それが文字通り妄言であったことは、今全世界の人々が知っており、なによりテスラ社の株価こそ、動かぬ証拠であります。
 
 人類が人類として存在する限り、すなわち地球が猿の惑星にならない限り、資本主義は発展し、株式市場・株式投資は発展します。
 
                そして、
 
 自動車製造ひとつとっても、世界で通用する日本企業、及びそれを支える子会社・系列会社がわんさかいるわけであります。
 自信と夢を持って、日本に、世界に投資しましょう!