2020/7/14

相場が一番正しい!

 今回の題名「相場が一番正しい」は、ネット証券のトップであるS証券のK社長の言葉であります。
 K氏は、業界トップの証券会社で実績を残した後、IT会社を経てS証券を創業いたしました。ネット証券業界のみならず、今や証券業界全体でも顧客数でトップをうかがう勢いであり、その言葉の重みは極めて重いた感じます。
 
 ご存じのように、世界の株式市場(相場)は、コロナショックによる暴落からほんの数か月で、8割・9割まで回復しました。
 もちろん、これからも上がり下がりという変化はあると思いますが、そのようなことの繰り返しを経て究極的に上昇してゆくというのが、人類が700万年の歴史の中から得た教訓であります。
 
 以下、この言葉を受けて整理してゆきます。
 
 1 相場、すなわち市場に投資するインデックス投信こそ、投資の極致である。
 
 2 一方、インデックスの対極に属するアクティブ投信の実績はというと、
 「アクティブ投信、国内8割が採算割れ」(7月9日付け朝日新聞)であります。
 
 具体的に言うと、金融庁が過去5年の運用実績を調査したところ、インデックスより成績が悪く
、「市場平均を上回るという目標を達成できていないものが多い」ということです。
 
 当ブログで再三述べているように、アクティブ投信というのは、
①大学出て2~3年で、相場のその字も知らないあんちゃんが、ファンドマネージャー(笑)と称し、
②手数料の高い商品を組成し、
③販売会社が、手数料稼ぎで回転売買するための商品
 でありますから、まあろくなものではございません。
 
 もちろん、上記のようなものだけではなく、立派な運用方針に基づき良い成績を出しているアクティブ投信もある、ということを申し述べたうえで、それでもなお投資の初心者におかれましては、インデックス投信をお勧めいたします。
 
                何故ならば、
 
 「相場が一番正しい」のであり、相場、すなわち市場そのものを買うのが、インデックス投信であるからです。