2020/7/17
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インデックス投信は最強なり! |
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株式投信は大きく分けて、バランス型、アクティブ型、インデックス型の三つに分かれます。 1 バランス型 株式に加え、債券、不動産等の資産を組み合わせたもの。ひとつの資産に集中しないという点で、バランスはとれているが、その分パフォーマンスは低い。 2アクティブ型 運用会社のファンドマネージャーが、各会社の財務諸表を読み込んだり、経営者と対面したりして、将来有望な企業を探しだし、それらを集めて組成するファンド、当然ながらファンドマネージャーの力量が問われる。 ところで最近、日本を代表する「カリスマファンドマネージャー(笑)」と自称する方の著書を拝見しました。 このオッサン、「出張の飛行機はファーストクラスだ、プロ野球選手並みの収入を得た、5000億円の資金を動かした」等々、大口をたたきまくっておりますが、 その一方で、 「ただ、長期不振を極める日本株での運用がどのような結果になったかは、深く立ち入りません」 「しかし、日本株の中長期の成長という大前提が崩れてゆく中で、プラスのリターンを出すことは、出来ませんでした」等々、本の片隅でこそっとぼやいています。 「オイオイ、顧客から高い手数料を巻き上げたあげく、結局顧客に損をさせているだけじゃねえか、なにがカリスマだ、この野郎!」と、私などは思いますが、皆さまはいかがででしょうか? 5000億円動かせば(文字通り、右から左へお金を動かしただけ)、会社に入る手数料が2%として100億円、2割を成功報酬として受け取れば20億円となり、たしかにプロ野球選手並みにはなりますが、その代わりに顧客は1円も儲けていないのであります。 カリスマファンドマネージャーなど、しょせんこの程度の者です。 したがって、こんな連中が組成する「アクティブ投信」なるものの将来が、コロナショックで暗く沈み込んでいる現在より、さらに暗くなるであろうということは、火を見るよりも明らかであります。 「インデックス投信こそ、最強である」以降、このことについて、詳しく述べてまいります。 |
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