2020/7/25

インデックス投信は最強なり!5

 インデックス投信のお勧め、その最後は世界最高の投資家ウォーレン・バフェット氏が、インデックス投信を推奨しているということであります。
 バフェット氏について簡単にご紹介いたします。
 お父さんから引き継いだ繊維会社を投資会社に衣替えし、その会社が保有する上場企業の株の評価益で莫大な富を築きあげました。
 その結果として世界長者番付のベスト10に毎年入る、文字通り世界有数の大金持ちになりました。
 すなわち、世界・人類で最も成功した投資家ということであります。
 
 そのバフェット氏が、以下のようなことを申しております。
 
 1 アクティブファンド・ヘッジファンドにお金を投ずるのは、どぶにお金を捨てるようなものだ。
 2 多くの投資家にとって株で成功する最高の方法は、手数料の低いインデックスファンドに投資することである。
 3 現金の10%は米国国債に、90%はS&P500インデックスファンドに投資しなさい。
 
 ポイント 1 
 前回、ヴァンガード500インデックスファンドのパフォーマンスについてご紹介いたしました。
 35年間で11倍以上に増えた、世界最高のファンドです。
 そして、世界最高の投資家であるバフェット氏が、このファンドを推奨しているのであります。
 
 ポイント 2
 もう一つ大事なことがあります。それは個別株投資(資産の大半は、米国を代表する優良企業である)で成功したバフェット氏が、後世の世代には個別株ではなく、株式投信を推奨しているということです。
 私が考えるには、氏が投資を始めた20世紀後半の時代というのは、1945年に第二次世界大戦が終了し、復興から繁栄に向かう夢のような時代でありました。
 当然ながら資本主義・株式市場は活況をていし、個別株も大きく上がりました。
 
 これに対し、今、すなわち21世紀の時代は地球温暖化や今回のコロナショック等、人類の行く末に対し大変懐疑的なものがあり、ある意味ではイバラの時代であります。
 このような時代において、「個別株に多額の資産を投じるのはリスクが高すぎる、そうではなくて、多数の会社の株で組成する株式投信を買うことこそ、これからの時代の資産形成方法である」、ということを示唆されているのだと考えます。
 
 資産形成のための最良の手段である、インデックスファンド投信をお勧めいたします。