2020/7/31

シニア層よ、投資をしよう!

 私こと、去る平成29年西暦2017年に定年退職し、第二の人生を歩み始めました。
 現役時代の貯蓄に加え、退職金も入ったわけですが、その時点においては新たな投資を始める気持ちはありませんでした。
 1 既に証券口座を持ち、それなりの投資をしていた。
 2 老後は、安全な貯蓄性の資産で運用すべきだと考えていた(自他ともに)、
 
 のですが、ファイナンシャルプランナーとして独立開業し、情報を収集したり、相談を受けたりして、考えが変わってきました。
 最大の理由は、「人生100年時代」という言葉が、夢や希望ではなく、現実的になってきたということです。
 すなわち、かつては定年退職後約20年で寿命が尽きる、いいかえれば20年分の余裕資金を準備しておけばよかったのですが、これからは幸か不幸か40年近く生きる可能性がある、ということは、40年分の余裕資金を準備する必要がある、という事態になったjからです。
  既に多額の資産を持ち、それを取り崩すことにより老後をまかなえる方は別として、そうでない大多数の方は、ある程度の額は資産を増やすという方向に向けないと、厳しい時代が来つつあるということであります。
 
 以下、私自身の現状をふまえ、シニア層の方々に資産形成計画を提案したいと思います。
 例:退職金が1千万円入った。
 
 ①半分の5百万円は、安全確実な貯蓄性の資産に投ずる。
  銀行の定期預金が最もリーズナブルだが、一歩進んでお勧めするのが、「個人向け国債10年もの」である。というのも、この商品の販売については、財務省から金融機関に販売奨励金が出されており、その範囲内で顧客にキャッシュバックする金融機関があるからだ。
 具体的にいうと、
 9月以前:国債1千万円購入すると、最大4万円のキャッシュバック
 10月以降:購入時1万4千円&以降半年ごとに2千円×10年で4万円、計5万4千円
 
 ただし、
 一 販売奨励金をキャッシュバックするかどうかは、各金融機関の経営判断であり、
 二 かつ、その額についてもこれまた各会社の事情による、
 
 というわけで、私の考えに同調される方におかれましては、どの金融機関がどの範囲内で行うかについて、チェックしていただいたうえで、購入されることをお勧めいたします。
           
 ②残りの5百万円は、約40年間の老後に備え、投資に回す。
                                    (つづく)