2020/8/1

シニア層よ、投資をしよう! 2

 退職金が、例えば1千万円入ったとして、半分の5百万円は、安全確実に運用すべきであると述べました。
 ところで前回も述べたように、「人生100年時代」すなわち老後が30~40年続くと想像される時代において、安全確実な資産運用のみでは、厳しい状況がありえます。
               
                したがって、
 
 ②残りの5百万円は、投資に回すべきである。
 
 ところで、「投資」と一言で言っても、実際に経験のある方はともかくとして、そうでない方におかれましては、具体的なイメージがわきづらいと思います。
 そして、そのような方を目当て金融機関はさまざまな商品を用意してきます。
 外貨建て保険、変額年金、ラップ口座等々 ・ ・ ・ これらについては、字数の関係で深くはふれませんが、結論だけいえば、全てNGです。
 
 じゃあ、何がグッドなんだ、ベストじゃなくベターなものはないのか?とおっしゃる方に、とっておきの商品・口座をご紹介いたします、国(金融庁)が創った制度NISAであります。
 
            NISA(日本版非課税貯蓄制度)とは、
 
 1 英国のISAを参考にして、2014年に出来た。
 2 2018年、その発展形として、つみたてNISAが出来た。
 3 2024年、最初のNISAの継続系として、(仮称)新型NISAが出来る予定である。
 
          
               NISAのメリット
 
 1 投資商品についての、購入・売却手数料が無料である。
 2 配当金・譲渡益等に、税金がかからない。
 3 つみたてNISAにおいて、収益分配金再投資コースを選択すれば、複利効果により、大きな成果を得られる(可能性がある)。
 
 コロナショックにより、多くのお店が潰れ、多くの方が職を失いました、そしてそれはこれからも続きます
 これらの方々に対し深く同情すると同時に、昨今の風潮を見ると、日頃、役人や国の悪口を言って、個人や民間に自由にやらせろといきまいている輩が、こういう時になると、「自治体がなんとかしろ」とか「国が金を出せ」とか、身勝手なことを喚き散らす、薄汚い光景が噴出しております。
  
 当ブログで再三ご紹介しているiDeCoにしろ、今回のNISAにしろ、国(家)はちゃんと考え、それなりの制度を創っているのであります。
 それらの制度を利用し、賢く生きるかどうかは、ひとえに国民一人一人の知性と品性にかかっているのであります。
 当ブログをお読みの方々におかれましては、ぜひとも国の創った制度、言い換えれば国家から国民へのクリスマスプレゼントを利用し、豊かで幸せな老後を送るための準備をしていただきたいと存じます。