2020/8/14

シニア層よ、NISAをはじめよう!

 当欄でも再三述べてまいりましたが、我が国(厚労省)が創ったiDeCoという制度は、人類史上最強、かつ全世界最強の資産形成制度であります。
 したがって、豊かで幸せな老後を過ごしたい方は、何が何でも入っていただきたいと存じます。
 
                 ただし、
 
 この制度には年齢制限があります。20~59歳(64歳まで伸びる予定)までが加入可能であり、それ以上の年齢の方は入れません。
 そもそも公的年金の不足分を補うための制度ですから、当然といえば当然ですが、とはいえ「人生100年時代」といわれる今日、シニア層においても資産運用のための制度が必要であり、それに最適なのがNISAであります。
 
 1 現行NISA    2014年からスタートし、2023年に終了する。
 2 ジュニアNISA          同様に2023年に終了する。
 3 つみたてNISA  2018年~2042年まで、年間40万円まで拠出可能
 
 1-2 新型NISA  2024年~2028年まで(予定)
    1階部分   投信が対象で、年間20万円まで拠出可能。
    2階部分   年間102万円まで拠出可能で、個別株式も投資可能。
    ①1階部分がないと、2回部分に進めない。ただし、   
    ②現行NISAから継続する人は、2階部分のみで可能。
  
               整理しますと、
 
 1 iDeCoに加入している世代は、最大限それに投資し、余裕がある方はつみたてNISAを
 利用すべし。
 2 iDeCo世代を卒業し、それなりのお金のある方でも、出来ればつみたてNISAを利用すべし。
 3 金銭的・精神的に余裕のある方のみ、新型NISAを利用すべし。
 
 今、例えば65歳でそれなりの退職金を得た方がいたとして、「いつ死ぬかわからないのに、今更20年積み立てるなんて!」と思われる方もおられるかと思います。が、
 積み立てようと、一括で投資しようと、貴方の資産総額が変わるわけではありません、であるとするならば、例えば、日本・米国・世界のインデックス投信に毎月毎年投資する方が、社会・経済に対する好奇心が薄れず、ぶっちゃけ、ボケ防止につながります(たぶん)。
 
 年齢・収入等個人の実情に合わせ、無理のない範囲内で着実に投資する、これこそ資産形成ひいては人生設計における秘訣であると考えるしだいであります。