2020/8/24
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アクティブ投信に未来は無い! |
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株式投信は、大きく分けてインデックス投信とアクティブ投信の二つに分類されます。 前者は、日経平均やニューヨークダウといった株価指数に採用された会社の株をまとめて買うものであり、後者はファンドマネージャーが財務諸表を読み込んだり、会社訪問したりして、将来有望な会社を探し、それらの会社の株を買うものです。 当ブログにおいては、インデックスの方が、理論的にも、実績的にもはるかに優位であることは、再三再四述べてまいりました。 そして現実的にも、アクティブ投信の独壇場であった我が国においても、じりじりとインデックスが資産を伸ばしております。 にもかかわらず、 我が国を代表する某経済紙の経済欄に、スットコドッコイな文章が掲載されました。 (以下要約) ・低い運用成績に陥っている投信は、運用能力の高さこそがアクティブ投信の原点であることに、立ち返るべきだ。 ・顧客に対して願うのは、「コストが低い投信=顧客のことを考えている投信」と安易に考えるのでなく、 「クオリティの高い投信には、見合ったコストを払ってもいい」と受け止めることである。等々 いかがですか?コロナ騒動で殺伐とした日々において、お笑いは必要ですが、ここまでくると出来の悪いブラックジョークとしか思えません。 1 アクティブ投信の運用能力の低さは、既に科学的にも歴史的にも証明されています。 2 コストが低い商品=良い商品であり、ゼロ金利の時代に年1%以上の手数料を取るなど、ぼったくりというほかございません。 3 資産運用の世界で求められるのはクオリティ(品質)ではなく、リザルト(結果)であります。 百歩譲って、そんなにクオリティなるものに自信があるなら、毎年定率の手数料ではなく、値上がり益に対する成功報酬(たとえば20%)というように、報酬体系を変えたらよろしいと思います。 が、おそらく大半のアクティブ投信関連会社及びファンドマネージャーは、そんなことに踏み切らないと思います。 何故ならば、己の無能さを最もよく知っているのは、彼ら自身ですから、おそらく。 コロナショックにより景気が停滞し、先行き不透明な今日、今こそ、心ある方・お金のある方は、資本主義経済の大道である、株式市場に対する投資(=インデックス投信)に、一歩踏み込むべき時であります。 |
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