2020/10/20
|
|
21世紀&人生100年時代の資産形成 2 |
|
「21世紀&人生100年時代の資産形成」を提起するにあたり、20世紀とはどんな時代であったかを述べました。 今回は、人生80年時代について述べてまいります。 1 20世紀の日本は、「人生80年時代」でありました。 国民年金制度が整備されたのが1961年であり、その根幹は、 ①20歳から59歳まで保険料を払う。 ②年金制度の2階部分である厚生年金は、60歳から受け取り可能だが、 ③国民年金本体は、65歳から受け取れる。 そして、80歳前後で大半の方が亡くなるので、年金制度は安定して続く、というものでした。 しかしながら、 時代は変わり、 ④少子高齢化が進展し、保険料をはらう人と年金をもらう人のバランスが崩れ、 ⑤しかも、医学の進歩等で我が国の平均寿命はどんどん伸び、人生100年時代が現実的なものとなった。 すなわち、今の時代を生きている我々は、 ④ー2 増えない年金をもらいながら、 ⑤-2 今までの世代より、約20年長く生きる、ということになったのであります。 1年間の生活費を200万円とすると、かける20年で4000万円、すなわち4000万円をプラスして準備しなければならないのであります。 もちろん、 年金でそれなりの額を準備はできますが、年金のみで生活できる、という方はそうそういないと思います、であるならば足らざる分は、自助努力・自己責任で準備しなければならないのであります。 そして、 前回述べたように、「貯蓄」で資産を、増やすことが出来る時代(20世紀)は終わりました。 これからの時代は、好むと好まざるとに限らず、資産の一定部分を「投資」で運用しなければならない、そういう時代なのであります。 そのための最良の武器が、株式投資信託であり、その中でも株式市場の動きと連動するインデックス投信であると、考えております。 世界に投資するインデックス投信で、価格・コストの安いものを、長期・複利で運用するならば、多くの方が、豊かで幸せな未来が築かれるであろうということを、信じてやみません。 |
|