2021/1/2

日本市場は、益々繁栄する!

 大戸屋、島忠、東京ドーム、これらの会社名をご存じの方は多いかと思われます。
 この3社に共通すること、それはTOB(株式の公開買い付け)により、買収された、あるいは買収されつつある、ということです。
 
 大戸屋 外食チェーン運営のコロワイドによる買収終了。
 島忠  低価格家具大手ニトリにより、買収提案成功。
 東京ドーム 三井不動産による買収提案、成功の見通し。
 
 新年が明けても、コロナ感染者は、日々最悪の数値を更新している、地獄のような状況ですが、
  
                  一方、
 
 上記のような、会社買収という、資本主義のダイナミズムを象徴することが、着々と進んでいるのであります。
 資本主義の牙城である、アメリカでは日常茶飯事のようなことですが、我が国においては、このようなことは、あまり見られませんでした。
 というのも、「金の力」「数の力」で、他社を買収するという考えかたや、行為が、農耕民族である我が国においては、批判されてきたからです。
 聖徳太子が唱えた「和を以て貴しとなす」に象徴されるように、我が国においては、物事を解決する際、力づくではなく、みんなで話しあって決めなさい、という文化が続いてきたわけであります。
 
 私自身も、「和の精神」は、「個人の間」では、全く賛成であります。
  
               しかしながら、
 
 「公人」、すなわち社会的存在である人間や、会社においては、必ずしもそうではりません。
 
 今回の買収劇においても、「される側」から、「金の力」「数の力」等の批判がありましたが、私に言わせれば、笑止千万であります。
 
                そもそも、
 
 1 買収されたくなければ、株式を公開しなければいい。
 2 あるいは、公開していたとしても、買収されないだけの安定株数を確保しておけばいい、だけのことであって、
 ①株式を公開し、不特定多数の人から多額の資本を供給されるという果実を得ていながら、
 ②公開した株を買い占められピーピー泣いているなど、小学生以下ですね、私に言わせれば。
 
 コロナ禍という厳しい状況において、上記のような前向きのことが着々と進んでいるということは、我が国の資本主義が順調に機能し、成長しているという証拠であります。
 このことに自信と確信を持ち、2030年日経平均3万円に向け、力強く投資を進めてまいりましょう!