2021/2/20

日銀、GPIFは日本を救う!

 日経平均株価は3万円を超え、バブル崩壊以降の最高値を31年ぶりに更新しました。
 「失われた20年、プラスアルファ」は終わりを告げ、新たな黄金時代の幕が開いたのです。
 
 他方、コロナ対策のための補正予算により、今年度の新規国債発行は100兆円を超えました。
 
 以上二つの出来事を見た時、2021年は歴史に残る年となるでしょう。
 
 1 株価上昇の原因については、当欄でも再三述べましたが、
  一 基本的には、企業業績そのものが良い、ということであり、
  二 日銀のETF購入、GPIFのインデックスファンド購入は、二次的な要因でしかありません。
 
 とはいいつつも、頭の悪い政治屋、マスゴミ、学者屋・評論屋等から、ピンボケな批判が出てきていますので、ヒマつぶしに回答いたします。
 ①日銀がETFを買うために発行した日銀券50兆円は、マーケットに流れ、マーケットを経由して企業・個人に流れ、結果現在世代の国民の富が増えた。
 ②GPIFのETF購入は、年金積立金の残高を増やし、後世の世代のための富を増やした。
 
 2 国債発行残高は、約1000兆円に達した。
 国債は国の債務、すなわち国(政府の借金であります(一般的には)。
 ところで、我が国の国債の90%以上は、銀行を始めとした日本国民が保有しています。
 すなわに、政府の債務 = 国民の資産、なのであります。 
 さらには、国債を含めた日本国全体の資産は約4000兆円であり、かつ対外純資産約400兆円は世界トップ、すなわち我が国は世界一の金持ち国なのであります。
 
 以上の事実をふまえ、私たち国民がなすべきことは、
 ①頭の悪い犬の声を無視し、これまで以上にETFを買うべく日銀・GPIFを応援し、
 ②自分たちもまた、出来うる範囲で株式投信を買い、
 ③さらに余裕のある方は、国債を買うことにより、国家と自分の富を増やす、このことに尽きます。
 
 今日のようなコロナ危機の最中に株価が高値を更新したということは、とても意義があることであります。
 国家・国民の富が増えたということはもちろんですが、それに加えこのような状況においても多くの国民が前向きな気持ちを失わなかった、ということの表れであると考えています。
 さらには、最悪の時期に高値を更新したということは、これから先景気が回復するならば、さらに株式市場にお金が流れるということなのです。
 
 新たな黄金時代の幕開けとは、まさにこのことなのであります。