2021/2/21

実体経済と株式相場

 日経平均株価が3万円を超え、新たな峰に向かって進んでいます。
 
 この間の株価上昇について、「ワクチン期待で上がった」とか、「官製相場だ」とか、「実体経済と結びついていない」等の論評があります。
 
 まず一点目のワクチン云々について言えば、もちろんそれは喜ばしいことであり、プラスの影響をもたらしたことは事実です。ですが、その程度のことで大幅な上昇をもたらすほど、マーケットというものは甘ちゃんの集まりではございません。
 ま、地上波のワイドショーで、頭の悪いコメンテーターがしゃべるための話題程度のレベルであると思えば正解です。
 
 二点目の「官製相場」云々について言えば、確かにその要素はあります。ありますが、日銀にしろGPIFにしろ、買うべき価値があるから買うのであって、つまりそれだけ日本の市場には魅力があるということなのです。
 そもそも、「官製相場」のどこが悪いのでしょうか?官製だろうが、関東だろうが良いものは良い、ただそれだけであります。
 民間の需要が少ない時(デフレの時)は、国家が需要を掘り出す(金融緩和)というのは、経済の常識であります。
 リーマンショック時のFRB、ギリシャ経済危機時のECBもやっていることであり、上記のようなアホな批判が出るのは、世界中で日本だけです。
 その結果、株価が上がり、雇用が増え、失業者・自殺者が減り、GDP・金融資産が増えた、こんな素晴らしいことはないではないですか!
 
 三点目の、実体経済との乖離について述べます。
 実体経済、すなわち日々の景気や、お金の動きというのは。フロー(流れ)の世界であります。
 一方、株式市場に代表される資産の世界はストック(蓄積)の世界であり、フローが積み重なって構成されるものであります。
 つまり、同じお金の世界であっても、全く性格が違うわけで、そもそも違うものを同じ土俵で論ずること自体ナンセンスなのであります。
 
 いいかえれば、フローは「現在」、ストックは「(期待も含めた)未来」ということであり、既に資産形成を始めている方はもちろん、これから始める方々におかれましては、「未来は、限りなく明るい」ということを、株式市場の動きで確信していただきたい。
 
 そして、
 ①100兆、200兆とETF購入を進めるべく、日銀・GPIFを応援し、
 ②頭の悪い政治屋、マスゴミ、学者屋・評論屋を無視し、潰し、消し去り、
 ③自らの出来うる範囲で、インデックスファンドを買っていただきたい。
 
 自分、国家、世界の明日のために!