2021/2/26
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うまい話には、裏がある! |
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最近の経済記事から気になったものをご紹介いたします。 1 スマホで投資一任 某メガバンク系列の証券会社が、スマホを活用した投資一任サービス「ラップ口座」を始めるとのこと。 ポイント1 スマホで簡単に始められるということにより、若い顧客を引き付けようとしている。 ポイント2 簡単な質問をもとに、利用者のリスク許容度を診断し、最適なポートフォリオを提案する((笑)、そうだ。 ポイント3 「お任せ」、すなわち投資一任なので、手数料がかかる。ほぼゼロ金利のこのご時世になんと年1パーセント! 若者の皆様、「お任せ」なんて言葉にだまされて口座開設したら、毎年毎年1パーセントも取られるのですよ。 2 ロボで自動運用、安値の波 スマホお手軽口座、ラップ口座と並ぶお任せ投資の柱、ロボアドバイザー口座 平均手数料が1パーセントの世界に、完全成功報酬制の会社・口座ができたとのこと。 具体的には、運用残高や値上がり額等に応じ、値上がり益の六分の一(約17パーセント)から九分の一(約11パーセント)取られるとのこと。 ①既存のロボアド口座のように、上がろうが下がろうが、否応なしに年1パーセント取られるのに対し、 ②成果報酬という、ある意味オープンな形まのは評価できる。 とはいいつつも、 そもそもロボアド口座なるもの、コンピュータだのAIだの言ってますが、会社が事前に準備したファンドやETFがあって、それに合致したものを選んだにすぎないわけであり、そんなものに多額の手数料を払うなど、「どぶにお金を捨てる」ようなものですよ。 3 積立投資、クレカで誘う ネット証券の世界において、積立投資にかかる代金をクレジット払いにするサービスが進展しているとのこと。 ①クレジット払いなら、事前に入金する手間が省ける。 ②クレジット支払い額に応じたポイント額が貯まる。 というわけで、このサービスに関しては特段批判すべきところはございません。 さらに言うならば、このサービスとiDeCoやつみたてNISAを結び付けられるならば、一石二鳥となるわけで、若い方々におかれましては、お勧めのサービスであります。 新聞記事にしろ、テレビやネットの広告にせよ、玉石混交の世界であります。 うまい話にすぐ飛びつくのではなく、一歩立ち止まって冷静に考え、判らない部分については、どこの会社にも属さず、どこの会社からも報酬を得ていない、真の意味での独立ファイナンシャルプランナーに相談されることを、お勧めいたします。 |
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