2021/4/8
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会社を買うな、市場を買え! |
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<最近の報道より> 1 日・米・欧の金融機関、ファンド投資で損失 日本のA銀行、B証券を始めとする各国の金融機関がファンド投資で損失を受けた模様であり、その金額は、数千億円規模らしいとのこと。 一 元ヘッジファンドのオーナーが、個人資産を運用するためのファンドを作った。 二 この人物、不正取引で米国で法的処分を受けている。 三 このファンドのポートフォリオを見ると、数社への集中投資であり、明らかにリスキーな投資方針である。 四 にもかかわらず、こんなファンドに利ザヤもしくは手数料欲しさで融資・投資する浅ましさ。 五 問題が発覚直後、いち早く売り抜けた米国の投資銀行の逃げ足の速さ(笑)。 このことによって、A銀行やB証券の株価は下落しました。 2 東芝に対し、英国ファンドが買収提案 一 粉飾決算等で経営危機に陥った東芝は、資本増強のため増資した。 二 それに対し、外国のファンドが応募し、外国人持ち株比率は7割を超えた。 三 さらに、それらの株主は様々な要求を東芝経営陣にぶつけてきた、そしてこれからもそうであろう。 四 このことを受けて、東芝経営陣は上記ファンドに過半数を買い占めてもらい、株を非公開としたい模様。 このことによって、東芝の株価は上昇しました。 3 会社を買うな、市場を買え 上記で記したように、個々の会社の株価は様々な原因で上下します。 そして、そのことをふまえ、個別株の株式投資をする個人投資家、デイトレーダーの方がいます。 そして、そのことで巨万の富を得た方もおります。 しかしながら、 ① 皆が皆、こういった方々のように成功できる保証はありません。 ② そもそも、多くの方々は、毎日毎週株式市場をチェックすることなど不可能です。 ③ 本業で一生懸命働き、それでそれなりの収入を得る方が健康的です。 そのような方々におかれましては、個別株ではなく、株式市場全体を買うインデックス株式投信を買うことこそが、ベストではないがベターな手段であります。 そして、今我が国においては、それらを低コストで買うことができる制度を国が提供してくれているのであります、iDeCo&NISAです。 iDeCo&(つみたて)NISAを使って、自分、国家、世界のために投資しましょう! |
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