2021/4/13
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これからの資産形成 |
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コロナウイルスの猛威は依然としてとどまることをしれません。 昨年の今頃は、1回目の緊急事態宣言の真っただ中でありました。それから1年、感染者は減るどころか、増えています。 このような中においても私たちは生き、働かなければなりません。そして将来のためにそれなりのお金を貯めなければならないのです。 この4月、勤労者としての生活を始められた方に対し、資産形成の基本について記したいと思います。 1 資産は運用するものではなく、形成するものである。 一 「資産運用」 ある程度まとまったお金がある方が、そのお金をさらに増やしたいと考えるのが、「資産運用」 二 一方、年齢的に若く、そんなにお金が無い方が、将来に向けてお金を増やそうとするのが、「資産形成」であり、新勤労者の方々はこちらに入る。 2 20世紀は、「一括貯蓄&個別株投資」の時代であった。 一 1945年、戦争が終わり、我が国は戦後復興の道を歩み始めました。 高度経済成長のなか、金利は5パーセント以上となり、最盛期は8パーセントを記録しました。 郵便局の定額貯金に預けておけば、10年で2倍になった夢のような時代だったのです。 二 やがて、米国からの要求により円の切り上げ、すなわち円高を強いられました、いわゆる円高不況であります。 これを解決するために、政府・日銀は金利を下げ、今では考えられませんが当時としては最低の2.5パーセントまで金利は下がりました。 低金利によるカネ余りを受けて、株と不動産価格が上がりました、いわゆるバブル景気であります。 A社とか、B社の株を持っていれば利益をあげることができたのであります。 3 21世紀は、「積立マルチ投資」の時代である。 やがてバブルがはじけ、失われた20年が始まりました。 デフレが進行する中、金利はほぼゼロまで下がり、そしてそれは我が国のみならず、先進資本主義国共通のことであり、これから先も、大幅な金利上昇はありません、間違いなく。 だとするならば、将来のためにお金を増やそうと考える方は、貯蓄だけでなく、投資ということも資産形成の柱として考えねばならない、そういう時代が来た、のであります。 そして、投資の具体的な手段としてベターなものが、「積立集合投資」であり、以下詳しく記します。 (つづく) |
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