2021/4/15
|
|
これからの資産形成2 |
|
前回をおさらいすると、20世紀は、「一括貯蓄&個別投資」の時代でありました。 世界戦争が終わり、多くの国が戦後の復興に歩み始めました。 平和の中で、経済は成長し、その代表的な指標である「金利」も順調に上がりました。 「金利」の代表的商品である貯蓄、すなわち預貯金を預けておけば、順調に資産は増えたのです。 そして高度成長のいわばクライマックスにあたるのが、「バブル景気」であり、その代表的商品が、株(個別株)と不動産でありました。 個別株売買で膨大な利益を得た方も少なくありません。 幾年月が過ぎ バブル崩壊、失われた20年、悪夢の民主党政権を経て、今21世紀の日本に私たちは生きています。 1 日本を始めとした先進資本主義は、成熟期を迎えた。このことは20世紀のような高金利の時代はもうこない、ということである。 2 一方、市場経済は順調に成長しており、その象徴である株式市場も当然順調に成長している。 3 であるとするならば、20世紀のように個別株投資もまた順調に伸びることが予測される。 4 一方、ゼロ金利でほとんど安定資産(ローリスク・ローリターン)が増えない中、いきなりハイリスク・ハイリターンである個別株投資に傾倒するのは、いかがなものか? 5 一方、20世紀の後半に開発された集合投資商品である「投資信託」は、順調に伸びてきており、その中でも1970年代に発明されたインデックス投信は、時代を経て益々洗練されてきた。 以上の事実(現実)をふまえた時に、私たちが取るべき行動はもう言うまでもありません。 人生100年時代をみすえ、「積立集合投資」を、長期で行う、このことに尽きます。 そしてこのもとにより、個人・国家の富を増やすということは、結果として、自由で民主な世界の富を増やす、ということにもつながるのであります。 コロナウイルス、暴力、差別が蔓延する今こそ、正しい世界、正しい未来のため、正しい投資をいたしましょう! |
|