2021/5/26

お笑いESG partⅡ

 ESGを推進する会社や、それらを買う投信について、その志の正しさは認めつつも、問題点を指摘しました、今回はその第二弾です。
 
 1 今、世界で何千、何万という会社が株式市場に上場しています。
 そして、それらの株を買うのが株式投信であり、その中でESG推進に熱心な会社を選ぶのが、いわゆるESG投信であります。
 ところで、全世界の二酸化炭素排出量の中で、その原因が上場企業である割合は約2割です。
 しかも、これらの会社の二酸化炭素排出量の8割は、わずか5パーセントの会社、すなわち石油・ガス・電力関連等の企業が占めているのです。
 つまり、ESG推進などと大口叩かなくても、上記の5パーセントの会社の株を買わなければ良い、というだけのことなのです。
 
 2 にもかかわらず、ESG投信なるものが普及していますが、全世界の同投信の時価総額上位20ファンドは、いまだに化石燃料を排出している17企業に投資しているということが、判明しました
 代表的なものでは、6ファンドが石油大手エクソンモービルに、2ファンドがサウディの国営石油会社サウディアラムコに、1ファンドが中国の石炭大手に投資しているのです。
 
 3 このような状況を知ってか知らずか、ESGファンドは増えつづけています。
 それは、世界的なグリーンエネルギー推進の中で、政治やマスコミもこぞってESG推進に走っているからです。
 そして、そのことにより最も大きな恩恵を受けるのは運用業界です。
 何故ならば、ESGファンドは悪名高き、あのアクティブファンドであり、ということはバカ高い信託報酬を、しかも毎年毎年、しかもESG推進という美名のもとで顧客から分捕れるからであります
 
 いかがでしょうか?ESGファンドのうさん臭さについて、よーくお判りになったかと思います。
 前回も記しましたが、社会貢献なるものは、そもそも資産形成の対象である金融商品を通じてやるべきものでは、ございません。
 低コスト・高パフォーマンスの商品を選び(買い)、それにより果実を得たならば、そのお金の中から、自分の信ずる団体に寄付するべきであります。
 
 ESGなどというくだらない投資より今なすべきことは、自由と民主を弾圧し、世界にウイルスをまき散らす国の会社の株を買わず、日本及び米国を中心とした自由と民主な国の会社の株を買うことにより、正しい富を増やすこと、このことに尽きます。
 そのことこそが、自分・国家・世界の繁栄につながることを信じ、日本と世界の株式市場に投資しましょう!