2021/9/4
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日本、米国、シナ |
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世界は日々日進月歩に進んでいます、ただしそれは良い方向ばかりではなく悪い方向の流れもあるわけですが、それはそれとしてその事実は認識しなければなりません。 以下、9月3日付けの日経新聞の記事から。 1 日本 一 アパート融資、底打ち気配 シェアハウス「かぼちゃの馬車」や、スルガ銀行の不適切ローンで問題となり、下火となっていた不動産担保ローンが、底打ち気配となり、すなわち再び増加しようという記事であります。 あれだけ世間を騒がせ、多くの被害者を出しながら、性懲りもなく再びこんな商売を始めようというのですから、全くふざけた話であります。 二 貸付型クラウド融資 岐路 「貸付型クラウド融資」またの名を「ソーシャルレンディング」なんて呼んでいます。 簡単にいうと、銀行以外の金融機関が投資家からお金を集め、それを貸し出し、投資家に金利を払うというものです。 今ご存じのようにほぼゼロ金利、下手すればマイナス金利のご時勢であります。 そんな中、例えば年利7~8パーセントの金利が付く、なんていったらこんなおいしい話はないです。 でもね、まあチンパンジー並みのノーミソがある人間なら、「そんなおいしい話には、必ず裏がある」と思うはずです。 にもかかわらず、こんなアホな話にのるアホがいるのですよ。 「カメルーン支援ファンド、元本割れ、資産残高1割に」 三菱UFJキャピタル、第一生命(90歳のBBが顧客をダマし、20億円懐に入れた会社。このBBの上司を50年務めた会長が、何の社会的責任も取らず、いまだに会長の座にしがみついている会社。かつこのボケGGにセミナーで、「教育を語る、未来から学ぶ」などと称して教育論(笑)を語らせるという朝日新聞社に次ぐゴミ会社)、伊藤忠商事等が出資した会社のファンド、なんと大幅に元本割れして、なんと1割しかお金が残っていないそうです。 これらの会社がどんなに損失をこうむろうと、そんなものは企業会計の中では屁のツッパリにもならない、なんてことない損失です。 しかしながら、個人の投資家が、例えば100万円投資したとしたら、90万円はアフリカ大陸のどこかに消えてしまい、たったの10万円しか残っていないのです! まあ、ダマされる奴がアホだと言えばそれまでですが、しかしふざけた話ですな。 三 GPIF、REITに投資 GPIF、正式名称年金積立金管理運用独立行政法人といい、年金保険料の一部を将来に備えつみたてる国の機関であります。 現在そのポートフォリオは、内国債券25%、外国債券25%、内国株式25%、外国株式25%となっています。 そして、この中の内国株式の部分において、昨年からREIT(不動産投資信託)を加えることとし、これからも続ける方向のようです。 REITは現在、日本、米国共に好調であり、結果利回りもよろしいです。さらには資産分散という観点からみても、とても良い方向であると考えます。 2021年秋の日本、デフレ、低金利が続くなかで、 ①アパート融資などという、またきた道を歩もうとするゴミ地銀、アホ投資家。 ②ソーシャルレンディングなどという不透明金融に金を出すゴミ生保、アホ投資家。 ③そんなアホを尻目に、投資信託という資産運用の大道を着実に歩む国家金融機関。 「我が国は国・官はダメだが、会社・民は良い」などというステレオタイプな考え方に毒されず、冷静に現状を見ていただきたいと存じます。 (つづく) |
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