2021/9/16

つみたてNISAの選び方

  これから資産形成を行う、特に若い方々におかれましては、必ず以下の制度に加入していただきたい、何故ならこの両制度こそ日本が世界に誇るべき素晴らしい制度だからです。
 
 1 iDeCo    20歳以上(いずれ18歳以上に変わる)の全ての日本人等が、59歳(一部64歳まで延びる)まで加入できる。
 
 2 つみたてNISA    20歳以上の日本人等なら何歳でも加入でき、20年(いずれ期間は延びるであろう)つみたててできる。
 
 3 整理すると、まず①iDeCoに加入し、拠出限度額まで拠出する。②さらに余裕のある方は、つみたてNISAに加入する、ということになります。
 
 たまたま、某地銀のつみたてNISAのパンフレットを手に入れたので、これを例にとり、商品選択のポイントを述べたいと思います。
 
 一 商品構成は以下の通り
 日本株式インデックスファンド2本(日経225&東証TOPIX)
 世界株式インデックスファンド2本(先進国&新興国)
 バランス型ファンド2本
 アクティブ型ファンド1本
 
 二 当欄で再三述べているように、インデックスファンドこそ、資産形成のためのベターファンドであり、言い換えればバランス及びアクティブは初めから無視すべきである。
 
 三 日本株式インデックスファンドについては、どちらでも構わない。
 
 四 世界株式の先進国対象のものは、 為替ヘッジあり&なしの双方を提示して、どちらかを投資家に選ばせるならかたちになっている。
 為替ヘッジというのは、円高による目減り分を減らすための、ドル先物を買う(ドル高円安)ための手数料でありますが、そもそも長期投資においては、円安になるまで売らなければよいので、100パーセント無駄なコストであります。
 
 五 以上整理すると、
 ①日本株式のどちらかを選ぶ。②世界株式2本、合計3本を選ぶ、ということになります。
 
 コロナはようやく収束の気配が見えてまいりましたが、これから先も我が国及び国民は、病気・災害・戦争等のリスクに永久にさらされることとなります。
 いついかなる時代に生き、いつどのような現実に遭遇しようとも、大切なものは、「人・体・金」、この三つに集約されます。
 人間関係や健康は、人それぞれのおかれた条件により異なります。一方お金は、この文章の前段で述べたように我が国は全ての国民プラスアルファに、素晴らしい制度を提供してくれているわけであります。
 
 皆々様が素晴らしい人生、なかんづく老後をおくられるために、今からしっかり準備をされることを、切に願うものであります。