2021/9/21

お笑いSDGS Ⅱ

 D証券のバカ社長が、「貯蓄からSDGSへ」と、週刊誌のインタビューで滔々と述べて(笑)います。
 ところで、この会社の正体はといえば、
 
 1 国(金融庁)が、長期のの資産形成のために創ったつみたてNISAという制度があります。
 この制度、100パーセント国民の側、投資家の側に立った制度であります。
  一 購入手数料はゼロ円。
  二 信託報酬は、国内株インデックスファンド0.5パーセント以下 ~ 国外株アクティブファンド1.5パーセント以下というしばりがあります。
 ということは、販売会社(銀行・証券会社等)にとっては、全くうまみが無い制度なのです。
  一 購入手数料ゼロ、すなわち販売側からいえば販売手数料セロ、全くのタダ働きなのであり。
  二 しかも、信託報酬も格安となれば、信託報酬の約4割を運用会社から分捕っている販売会社からすればほとんどうまみが無い、ということになります。
 
 国(金融庁)が創った制度なので、国のご機嫌を損ねてはならぬ、ということでほぼ全ての金融機関が制度を導入していますが、本心はほぼやる気なしです。
 例えばメガバンク第二位のMS銀行のつみたてNISA、なんと商品ラインナップがわずか3本(笑)、ここまでやる気がないと、ある意味たいしたものですな、もちろん、こんなゴミBKは無視するに限りますが。
 
 一方のD証券、さすがにそこまで露骨ではなく、それなりの本数をそろえています、が、決定的な欠陥があるのです。
 それは、投資信託の収益分配金の還元方法について、「受け取り型」しか設定していないのです。
 収益分配金というのは、個別の会社の配当金等を集約したものなのですが、この還元方法は2種類あります。
 一 受取型   収益を決算期ごとに受け取る。
 二 再投資型    収益を受け取らず、そのお金で口数を買い増す。
 
 長期投資、すなわち持続的な成長目標(SDGS)を志す人は当然、再投資型を選ぶべきでありますし、つみたてNISAという長期投資を推進する制度を採用するならば、当然再投資コースを設定すべきであります。
 
 ところがですよ、このD証券、つみたてNISAにおいて、「受取型」しか設定していないのです。
 会社をあげてSDGS推進といい、馬鹿の一つ覚えで社長以下全員がSDGSバッチを付けている(笑)会社でありながら、「持続可能な成長目標」とは真逆なことを顧客に強制しているのですから、もはや頭が狂っている、としかいうほかございません。
 
 次回以降、さらにこの会社の極悪ぶりをご紹介いたします。