2021/10/1

個別株から集合投資へ! partⅡ

 8月12付け当欄において、上記の題名で見解を述べました。
 システムトラブル連発のみずほ銀行。
 90歳のBBが、会社の名前・肩書・施設を使い20億円を騙し取るという前代未聞の犯罪を犯しながら、そのBBを50年間上司として管理してきたゾンビ会長Wが、社会的責任を取るどころか、日経新聞のセミナーで「教育を語る、未来から学ぶ」(笑)などということを、いけシャーシャーと喚いている第一生命保険株式会社。
 ユニクロ、ローソンで社長になったが、数年で無能ぶりがばれて首を切られた人物Tを、「プロ経営者」(笑)として迎えいれたロッテ。
 
 前回述べた趣旨は、日本国内で3000社以上ある上場企業、その中でこれから伸びるあろう企業を探すのは至難の技であるし、ましてやWのような恥知らずなゾンビの存在など、会社四季報や日経会社情報でキャッチするなど、とうてい無理であるということであり、だからこそ、これからは個別株投資ではなく、集合株(株式投信)投資をすべきであるということであります。
 
 今回、その第二弾として、絶対に買ってはいけない会社をご紹介し、もって集合株投資への確信を深めていただいたいと思います。
 
 1 みずほ銀行
 またまた出ました「みずほさん」。合併し新社名となった直後、テレビコマーシャルで自社の社名に「さん」を付けて放送するという、正気の沙汰とは思えないことをやらかしたみずほさん(笑)。
 またまたシステムトラブルを起こしましたが、今回はそのことではございません。ていうか、もはやシステムトラブルは、ある意味この会社の「個性」であり、今さら騒ぐほどのことではない、日常の業務なのです。
 今回触れたいのは、そんなことではなく、これだけのトラブルを起こし、社会的信用を起こしているのにもかかわらず、なんの危機感もない現場の行員のことです。
 
 某月某日、ある人が大口取引のため、某店舗を訪れました。
 1階の一般顧客用フロアではなく、2階の大口顧客用フロアに、事前に約束した時刻に、しかも5分前に訪れたにもかかわらず、店頭の行員は全員もれなくそっぽを向き、当然ながら、「いらっしゃいませ」の「い」の字もない、恐るべき顧客対応(笑)。
 5分くらい過ぎてようやく男の行員、キャバクラの黒服の出来損ないみたいなアンチャンが、「何か御用ですか?」
 「用が無ければオマーラみたいなゴミ銀行来るわけないだろ、だいたいそっちが電話してきたんだべ」てなわけであります。
 上から下まで、緊張感ゼロ、責任感ゼロ、こんな会社の株、間違っても買ってはなりませぬ。
 
 2 三菱電機
 製品の検査を不正に手抜き、それも30年間も続け、ようやくばれた三菱電機。
 三菱と言えば、自動車製造の不正により経営危機となり、ルノー・日産の子会社となった三菱自動車。国産ジェット機の製造試験がうまくゆかず、就航を10回以上延期したあげく製造中止になり、何千億円の金をドブに捨てた三菱重工。
 今度は、そういうわけで三菱電機がやらかしました。
 しかも、問題が発生した直後に株主総会があったにもかかわらず、その時は株主に開示せず、一般報道されているにもかかわらず会社会見は無し、という無様さです。
 最終的には、社長が引責辞任しました。ところで、30年にわたる不正ということは、当然ながら社長の前任者、具体的には現会長も当然責任はあります。
 にもかかわらずこのSという会長、会長職も経団連の副会長職も辞めず、居座り続けました。
 本日(10・1)、ようやく辞任するとの報道がなされたのですが、なんと辞任後も会社にしがみつき「シニアアドバイザー」(笑)なる、わけわからないな役職で、死ぬまで居座る算段らしいです。
 30年間、不正を見逃していたGGが、何を「アドバイス」(笑)するのかね、まったく出来の悪いジョークというほか、ございません。
 
 3 アルペン
 極めつけは、スポーツ用品のアルペン。
 この会社のオーナー会長、女性問題で逮捕され会長を辞任しました。
 ところが今日の報道を見ると、なんと「名誉会長」(笑)として、復帰するとのこと。
 70歳過ぎて女性問題で警察に捕まった人間がですよ、たとえ示談が成立したとはいえ、「名誉(って、なんの名誉なんだ)会長」として復帰するとは、もはや世も末というほかほざいません。
 
 というわけで、先ほども述べましたが、我が国日本における上場企業約3000社。もちろん大半は真面目な会社、立派な経営者でありますが、partⅠ、partⅡで記したようにそうでない会社・経営者もまた少なくはございません。
 「個別株投資より、集合株投資を、そして長期複利運用を」、この投資の大原則を是非改めて確認していただきたいと、切に願うものです。