2021/10/19

iDeCo 2021秋

 今2021年秋、コロナもようやく終息し、いよいよ個人も国家も再スタートを切るべき時期に来ました。
 当欄において、iDeCo及びつみたてNISAという日本国が創った世界に誇るべき制度について、ご紹介してきました。
 ここで、現在時点における金融機関各社のiDeCoのラインナップをご紹介し、参考にしていただきたいと思います。
 
 ポイント1 金融機関の選定
 ・日本最大の営業拠点(郵便局を含む)を持つゆうちょ銀行
 ・日本トップの銀行である三菱銀行
 ・日本トップの証券会社である野村證券
 ・日本トップのネット証券であるSBI証券
 ・日本第二位のネット証券である楽天証券
 
 ポイント2 評価基準
 資産形成におけるもっともベターな金融商品である以下の商品をそろえているか?
 ・日本株式のインデックスファンド
 ・米国株式のインデックスファンド
 ・世界株式のインデックスファンド
 
 日本株米国株世界株
ゆうちょ銀行
三菱銀行
野村證券
SBI証券
楽天証券
 
  まあ、ざあっと見ればこういう感じです。 
 
 ポイント3
 二重丸付けたゆうちょ銀行の世界株投信、「DC世界株式インデックスファンド(MSCIコクサイ指数によるファンド)」(三井住友トラストアセットマネジメント)は、素晴らしいです。
 2012年スタートし、現在時点の基準価額は5万円超!、わずか9年で5倍以上というとてつもない好成績です。
  ちなみに、日本におけるアクティブファンドでトップの「ひふみ投信」は、2008年スタートで、13年で6倍以上に増えています。
 DC世界株式インデックスファンド   プラス400%÷ 9年 = 年平均利回り44%
 ひふみ投信                プラス500%÷13年 =    〃   38%
 
結論
 表を見ていただければ一目瞭然、ネット2社以外は、資産形成のビッグ3である日・米・世界のインデックスファンドがそろっておりません。
 特に、三菱&野村はひどいね、その理由は簡単です。
 両社とも業界トップであり、かつ顧客は金持ちばかりです。iDeCoやつみたてNISAのような若くお金がないが、しかし長期にわたり地道に資産形成を行なおうという顧客など、はなから相手にしていないのであり、それはそれでその会社の方針だからご自由であります。
 ネット証券、もしくは身近な営業店を抱えるゆうちょあたりがよろしいかと思いますが、もちろんこれは私の個人的見解であり、強制するものではありません。
 
 皆様の賢明なる選択をお祈りいたします。