2021/10/23
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資産形成2・3・4の原則 |
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資産形成を志す方、なかんづく若い方々に資産形成の原則について述べたいと思います。 1 2割を資産形成に&2割を貯蓄に&2割を社会に回そう! 全ての勤労者、それが個人事業主であれ、サラリーマンであれ、日々働き金銭収入を得ます。 そしてそのお金で生活費をまかなうのですが、得たお金を全額使ってしまったら、当然のことながら1円も残りません。 当選ながら貯蓄する余裕などない、という方も少なくないということを十分承知のうえで、それでもなお全ての方々に将来に向け、収入の何割かを資産形成に向けていただきたいと思っています、なによりも自分自身のために。 一 目安、目標はズバリ、「収入の2割を資産形成に回そう!」です。 もちろんさまざまな状況の違いがありますから、この2割という数字はあくまで目安、目標であり、したがって1割しか供出できない、という方はそれはそれで結構だと思います。 とはいいつつも、あまり低いレベルに自分を合わせては、低いレベルで終わってしまうこととなります、目安、目標としての2割という数字をぜひ高く掲げていただきたいと思います。 二 では、具体的にどのような資産にどのような割合で供出するかということになります。 元本保証である貯蓄に2割(下限)&高パフォーマンスが期待できる投資に8割(上限)が基本モデルです。 そして、貯蓄の割合を年代にリンクすることを提唱したいと思います。すなわち、20代2割。30代3割、仮に失敗してもリカバリーがきく投資の割合を高くし、50代で貯蓄と投資の割合がイーブンとなります。 60代以降のリタイア世代においては、投資の失敗は取り返す時間がありませんから、徐々に割合を下げる、ということであります。 三 果実の2割を、社会に回そう 今、ESG投信なるくだらない商品が人気を集めています。環境等に重視した投資をし、それで利益を得ようという、一見一石二鳥、実は運用会社や販売会社の手数料稼ぎのくだらない商品です。 こんなくだらない商品を買って、「自分は社会に貢献している」なんていう、くだらない自己満足にひたることなく、手数料の低いインデックスファンドを買い、それで得た果実を自分の信ずる組織や運動に寄付する、これこそが真の社会貢献です。 2 投資は、3つのインデックスファンドで十分である。 このことについては、もう何度も、かつ直近でも触れているように、日本・米国・世界の株式指数に投資するファンドに投資すれば、ほぼ間違いなく十分な果実を手に入れることとなります、間違いなく。 日本 私、そして皆様が生まれ、育ち、死んでゆくであろう祖国日本、その国の経済の中心である日本株式に投資することは、必ず個人&国家の繁栄につながることとなります。 米国 資本主義の牙城であり、かつ(いろいろ問題はあるが)自由と民主の先進国である米国株式市場に投資するということは、単に株価上昇による経済的利益をもたらすのみならず、自由と民主という人類の普遍的価値を全世界に広げることとなります。 世界 戦争、テロ、災害、専制等、今世界はさまざまな問題・課題を抱えています。私たちはこれらのことから決して目を背けることなく、自分たちの出来うる範囲で解決のために努力すべきであります。 そして、と同時に世界の株式市場に投資することが、結果自分&世界の富を増やし、その富が自由と民主の推進につながります。 3 40年間、投資を続けよう! だいたい多くの方は20歳前後で勤労者生活にはいり、60歳前後でリタイアします、ただし後ろの部分はすでに65歳くらいまで延びており、70歳になるのも目と鼻の先ではあると思いますが、とりあえずの目安として、約40年間の勤労者生活を想定いたします。 そしてこの期間、前述したよう収入の何割かりかを資産形成に回すと同時に、それを地道に20年、30年と続ける、このことが大事であり、その目安が40年であります。 さらには、これを定期定額積立&複利運用するならば、その果実が5倍、6倍になることも決して夢ではありません。 「夢は、見るものではない、実現するものだ」、この言葉を信じ、資産形成2・3・4の原則を実践していただきたいと、切に願うものであります。 |
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