2021/11/12

来年以降のiDeCoの改正について

 来年2022年より、iDeCoの部分的改正が行われますのでお知らせします。
 
 1 加入可能年齢
 現在、20歳~59歳までですうが、後ろが64歳までとなります。
 言うまでもなく、少子高齢化の影響で働く期間が延び、結果年金の支給開始も延びることなったわけで、準公的年金であるiDeCoもその流れを受けてのことです。
 2 支給開始年齢
 現在、60歳から70歳までの間で選べますが、これも後ろが75歳までとなります。
 私の個人的考えとしては、リタイア即請求開始というのがよろしいかと思います。
 3 企業年金受給者が、iDeCoに加入する場合の拠出限度額
 
                                                (年額・万円)
現行 改正2022・10~2024.12~
DB(確定給付年金)加入者144、000DBのみ144、000
660、000から左記額引いた額
(240、000上限)
DC(確定拠出年金)加入者240,000DCのみ660,000        〃
  両方加入330、000        〃
両方未加入者276、000両方未加入660,000        〃
 
 以上が、これからの改正概要であります。
 ポイント
 1 現在、マッチング拠出(会社負担分にプラスして自己負担して拠出している)している方は、別です。
 2 そもそも、企業年金がある会社にお勤めの方って、それ自体ハッピーなのです。何故ならば会社がお金をだしてくれるのですから。したがって、そちらをメインにして考えていただきたい。
 3 確定給付年金は、1から10まで全部会社がやってくれます。
 問題は確定拠出年金で、こちらはお金は会社が出してくれるが、商品の選定は自分がやらなければならない、そしてその商品といううのが、信託報酬の高いしょうもない商品であることが、少なくないそうであります。
 
 一 日本、米国、世界に投資するインデックスファンドで、
 二 信託報酬が0.5パーセント未満のものを選び、
 三 長期・複利で運用すれば、年平均利回り50パーセントは、決して夢では無い。
 この原則を守り、豊かで幸せな老後を迎えていただきたいと、願うものです。