2021/11/23
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長期投資は、株式市場を買え! |
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資産形成・資産運用の王道は、分散・積立・長期投資、これに尽きます。 1 20世紀の資産形成 戦後、焼け野原から立ち上がった日本、ゼロからスタートし、奇跡のような高度経済成長が始まりました。 経済が成長しているのですから当然消費も伸び、物価が上がり、金利が上がります。 1970年~1980年代、預貯金の金利は約8パーセントという、今では信じられない高さでありました。 郵便局(当時は郵政省、すなわち国の機関でありました)の定額貯金にお金を預けていれば、10年で2倍になった、夢のような時代でありました。 やがて80年代、バブル経済の時代となり、株価は史上最高値3万9千円をつけました。 当時も、投資信託や積立投資というものはありましたが、株式投資といえば圧倒的に個別株・一括投資の時代であり、それで大儲けした方も少なからずいました。 2 21世紀の資産形成 やがてバブルがはじけ、我が国は「失われた20年」に入り、21世紀を迎えました。 株式投資の牙城である米国において、個別株投資は依然として盛んではありますが、同時に株式市場そのものに投資するインデックスファンドが発展し、それはわが国においても広がっています。 そんななか、先日の日経新聞に以下のような記事が載りました。 「投信基準価格上位10本は、、全てアクティブファンド」というものです。 アクティブファンドについては、コスト等さまざまな問題がありますが、事実は事実としてその結果は素直に評価したいと思います。 以上これまでの歴史をふまえ、私なりに分類すると、 一 個別株投資 & 個別株の集合体であるアクティブファンドのパフォーマンスは、以下述べる積立インデックスファンド投資の比ではない。したがって、 「短期間で結果を出したい高齢者(なにしろ早く結果出さないとゲームオーバーになってしまうから) & お金に余裕がある(元本割れや、最悪ゼロ円になっても耐えられる)富裕層の方は、 ハイリスクハイリターンである、個別株投資 & アクティブファンド投資してもよろしい。 二 しかしながら、これから長い未来がある若い方や、少額しか投資できない中間層の方におかれましては、たとえ一時的なパフォーマンスでは劣るかもしれないが、 ①少額でも、毎月コツコツ積立て、 ②株式市場、すなわち資本主義そのものを買う、ミドルリスクミドルリターンであるインデックスファンドを、 ③「時間」という圧倒的なアドバンテージがある「長期投資」で展開すべきである。 人生も資産形成も長距離競走であります。一時のパフォーマンスに惑わされず、腰をすえて「分散・積立・長期」投資を行うならば、必ずや素晴らしいゴールが貴方を待っています! |
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