2021/11/25

金融機関に、社会的存在意義はあるか?

 11月、朝日新聞記事から考える日本の金融機関の未来と、日本国民の選択
 
 1 みずほFG会長退任
 記事によると、佐藤会長は、直接業務を指揮する立場ではない(じゃあ何をしているかというと、毎日会長室のソファで昼寝している)が、FGの社長、会長を歴任し10年以上にわたって経営の中枢にいるという。
 たび重なる、すなわち会社の個性であるシステム障害で、すでにみずほ銀行の頭取&FGの社長は辞任の意向を表明していました。
 しかしながら、この二人の上司であり、すなわちこの会社のトップであり、かつこの間のシステム障害の最高責任者である佐藤なるジイサン、この間一度も世間に顔を出していません。
 
 社長や頭取といったチンピラに世間対応をさせ、自分はヌクヌクと昼寝して、あげくの果てに「辞任」ではなく「退任」(笑)というのだから、全く開いた口が塞がらないとはこのことです。
 その鈍感さ、世間知らず、恥知らずさは、第一生命会長の渡辺と双璧ですな。
 90歳のバアサンを雇い、好きな事させたあげく20億円もの詐欺をさせた、その管理監督責任者たる渡辺なるジイサン、責任をとって腹を切るかと思っつたら、たかだか3か月の減俸処分。
 しかもその事件の裁判も終わらない中、このジイサン、セミナーで、「教育を語る、未来から学ぶ」(笑)などと喋っているというのですから、もはや世も末ですな。
 語るべきはオマエの会社の社員教育のゴミぶりであり、学ぶべきは不祥事を出した時の腹の切り方だろって話ですよ。
 ついでに言うと、こんなアホなセミナーを主催し、こんなパーに喋らせる日経新聞、オマーラも少しは世間を勉強しろよ!
 
 2 新生銀行、買収防衛策を断念
 SBIから敵対的買収(TOB)策をかけられていた新生銀行ですが、株主総会における買収防衛策可決をあきらめ、SBI傘下に入ることとなりました。
  一 新生銀行というのは、日本長期信用銀行が前身であり、バブル崩壊による不良債権で事実上倒産し、公的資金注入を受けかろうじて生き延びてきました。
 公的資金は多くの銀行が受けましたが、20年以上経過していまだに国に返済していないのは、新生銀行だけ、いかにゴミ銀行かが判ります。
  二 つまり、自力で再生する能力がないのだから他力に頼るしかないわけであり、そういう意味では今回のTOBは、株主にとっても会社にとってもよろしいことなのです。
  三 にもかかわらず社長をはじめとする経営陣は、これに反対しました。理由は簡単でゴミ銀行の役員として、数千万円の報酬が欲しい、単なる私利私欲です。
  四 ちなみに社長のKという人物、出身はみずほ(また、みずほかよ!)。要するに燃えるゴミ銀行社員が、燃えないゴミ銀行社長に転籍しただけのこと(笑)。
  五 最終的には、SBIの軍門に下ることとなりました。                 オシマイ。
 
 次回は、みずほ、新生をはじめとする日本の金融機関が、いかに反社会的存在であるかを記します。