2022/1/18

年功序列&終身雇用は不滅なり!

 戦後日本の高度経済成長を支えてきた大きな要素として、企業における年功序列&終身雇用というシステムがあったことは、多くの方が賛同されると思います。
 それから幾年月が過ぎ、21世紀も、はや20年を経過しました。
 時代が変わり、社会が変わるなかでこれらのシステムもまた変化や、終了を余儀なくされつつあります。
 これからの時代、年齢が経過するにつれ給与や地位が上がり、そしてその会社に定年まで勤められるという、ある意味夢のようなことはあり得ないのかもしれません。
 
 そのような厳しい環境になれば、稼げる時に稼ぎ、将来に向けて資産形成を図るということが重要になってきます。
 ところで、その資産形成・資産運用の世界においては、実jは年功序列&終身雇用というものは依然として有効であり、さらにいうならば今まで以上にパワーアップしつつあるのです。
 
1 資産形成の年功序列
 給与が毎年毎年上がっていたように、資産が毎年毎年増える、このことは可能です。
 一 パフォーマンスの良い資産、
 二 それも、一時のパフォーマンスではなく、
 三 歴史的事実、エビデンスに基づいた優良資産、具体的には米国株価指数に投資する。
 四 そして、一時の価格の上下に一喜一憂するのではなく、10年20年と長期に投資し、
 五 収益分配金を毎年再投資する、すなわち複利運用する、ということです。
 これこそが、資産形成の年功序列であります。
 
2 資産運用の終身雇用
 前回述べた長期・複利投資を行うことにより、30年40年後には、資産は(最低でも)5倍6倍と増えます。
 さて、企業においては一定の年齢(定年)でゲームオーバー(自分が働くことができなくなる)なのですが、資産運用(自分の代わりに、お金を働かせる)に定年はありません。
 例えば、退職金を1千万円ゲットしたとします。
 半分は、安全確実な貯蓄に回し、半分は投資、インデックスファンドに投資したとします。
 貯蓄では、ほとんど利息はつきませんが、米国や世界に投資するインデックスファンドなら、年5~10パーセントの利回りなど、決して不可能ではないわけで、10パーセントだとするならば、年50万円の収入があることとなります。
 そしてこれを継続するならば、もちろんその時の情勢により上下はあるにせよ、一定の安定的な収入はあるわけで、しかもそれが生涯続きます。
 文字通り、資産運用の終身雇用というわけです。
 
 時代、社会が変わり、その厳しさは増します。そしてそのような状況だからこそ、生きて行くための最大の手段である「お金」、そのお金を増やすための、年功序列&終身雇用を自らの力で実現すべき時なのであります。
 皆様の成功と繁栄をお祈りいたします。