2022/2/10
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資産形成に不要なデータ、会社、口座、商品 Ⅱ |
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これからの資産形成・資産運用においては、一般的に必要と思われるデータや、プロと称する輩のノーガキが100パーセント不要であると記しました。 今回はもう1歩進んで、具体的にどのような会社、口座、商品が不要かについて述べたいと思います。 1 会社(金融機関・金融仲介業者) 投資をするためには、必ずどこかの金融機関を利用しなければなりません。 一 銀行・証券会社を利用する際、彼ららが推奨する商品は絶対に買わないこと。理由は簡単で彼らが推奨するのは、手数料が高い、すなわち会社が儲かる商品だから。 二 ①スマホお手軽投資、ワンコイン投資、ポイント投資 主に若い方々向けに、 ア スマホ操作だけで手軽に投資ができる。 イ 100円や、500円から投資ができる。 ウ 貯まったポイントで投資ができる。 等のキャッチフレーズで呼び込もうとしていますが、 ほぼ確実に、「手軽に投資できる分、コストが高い」ですから、100パーセント無視すべきです。 ②ロボアドバイザー会社 ロボアドバイザー、すなわちAI的なものが、顧客の属性を判断し、最適な商品・構成・売買時期等を決めるという触れ込みですが、騙されてはいけません。 某会社のテレビコマーシャルによると、たった五つの質問に答えるだけで、これらをコンピュータが判断できるとのことですが、そんなわけねーだろ、普通に考えても。 実態は、会社が当初から用意した商品を顧客にはめているだけです。 一点だけ評価できるとすれば、その商品が世界株に投資するETFということであり、極悪アクティブファンドでないことです。 でもそんなもの、わざわざロボアドバイザー会社を経由しなくとも、ネット証券で格安手数料で買えるので、まあその程度のものです。 三 IFA、直訳すれば、独立系金融アドバイザーであり、一見公正な立場で顧客の要望に応じるかのように思われますが、騙されてはいけません。 確かにどこの会社にも属しておらず、しかもIFA会社内でも個人契約らしいですから、そういう意味では独立しています。 しかし、その実態は契約しているネット証券会社の商品を売り、その会社から手数料をもらう仲介業者であり、早い話、証券会社のパシリにすぎません。 証券会社とて、ボランティアで投信を売っているわけではありませんから、IFAに売らせる商品は①販売手数料が高く、②毎年取る信託報酬が高い商品、これに決まっています。 つまり、一で述べた金融機関の窓口社員の代わりを、IFAがやっている、ただそれだけのことなのです。 2 口座 一 かつて、投信販売といえば、悪名高き「回転売買」が主流でした。 ①多額の資産がある富裕層・高齢者層を相手に、②手数料の高いアクティブファンドを、③しかも1年や2年といった短期間で売買を繰り返し行い、そのたびに2~3パーセントの手数料をせしめる、というアコギな手法でありました。 二 これに対し、世間の批判や金融庁の批判が集まり、さすがに最近は下火となりました。が、その代わりにでてきたのが、「ラップ口座」です。 商品をラッピングするように、金融商品の選定から購入、変更まで全部まとめて金融機関がやってくれる、全部お任せの口座というわけです(笑)。 全部お任せして、資産がみるみる増える、そんな美味しい話があると思いますか? もちろん顧客の中には、そのような成功を果たしている方もおられるかと思いますが、圧倒的大多数の方は、毎年毎年多額の手数料を取られたあげく、ほとんど資産は増えていない、それが実態だと思います。 そりゃそうでしょ、資産価格が上がろうと下がろうと毎年毎年管理手数料と称して、年2パーセント前後のお金を金融機関に分捕られるんですから! 三 回転売買に代わり、ラップ口座を始めたと思ったら、さらにまた悪徳な手法がで出てきました。 某証券会社の「投信フレックスプラン」というもので、 ①回転売買の主役である購入手数料がゼロ! ②その代わりに、残高から毎年0、3~0、9パーセントの手数料を分捕る、という極悪なものです。 そもそも、自己責任で買った投信について、その残高があるというだけで、どうして証券会社にお金払うにゃならんの?(笑)信じられない極悪ぶりですな。 ③誤解なきように記しますが、正当なコストである「信託報酬」は別途取られるのですよ。 以上、お金をドブに捨ててもいいという奇特な方をのぞいては、上記の会社、業者、口座を選んではいけません、絶対に! |
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